今日はオウム真理教対策の学習会へ。そして会場の方からは衝撃的な証言が飛び出しました。
(2019.03.26、一部記事内容を変えています。変更点については本文をご確認ください)
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日は、オウム真理教対策の学習会へ行っておりました。講師は弁護士の滝本太郎さん。
世田谷区議会では「災害・防犯・オウム問題対策特別委員会」が特別委員会として設置されていて、平素からオウム問題についての取り組みもテーマになっています。
桃野は、特別委員会は「オリンピック・パラリンピック・環境対策等特別委員会」所属ですが、オウム問題には強く関心を寄せており、オウム対策の学習会にはこれまでも足を運んできました。
地下鉄サリン事件など数々の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教。そのオウム真理教が改称をして今に至るのが「Aleph(アレフ)」という団体。そのアレフで代表を務めていた上祐史浩氏がアレフから脱退して新たに立ち上げた団体で、世田谷区烏山地域に拠点を置くのが「ひかりの輪」です。
地元ではこれまでも「烏山地域オウム真理教対策住民協議会」の皆さまが、ひかりの輪への監視活動等を続けてきました。
今日は滝本弁護士がこの「ひかりの輪」について危険な団体であるという趣旨で様々なお話をされていました。
先ず、ひかりの輪はオウム真理教の教祖として様々な凶悪事件を引き起こした麻原彰晃(松本智津夫」への帰依を捨てていないということ。
滝本弁護士の解説によると、ひかりの輪で活動するのは、アレフから「脱退」した人達ではく「分派」という表現も適切でない。いうなれば「分流」。アレフ幹部とは協議の上で分かれたのであり、この先、又一つの団体になってもおかしくはない。
かつてのオウム事件の数々も「良い人」が「良いことをするつもり」で手を下した。多くの犯罪者は、悪いことをやっているという意識があって犯罪に手を染める。それは逆に言えば無用な殺人はしないということ。しかし、それを良いことだと信じてやる殺人は際限がなくなる。オウム真理教は70トンのサリンをヘリで東京上空から散布をしようとしていた。それを多くの信者は良いことだと考えていた。
上祐氏は、ひかりの輪はオウム真理教の総括と反省のもとに設立された、麻原信仰をしていないと言っているがそれは嘘。オウム真理教からの脱会者は「心にポッカリ穴が開く、激しい自己嫌悪に陥る、代表と組織を憎む、憎む自分を憎む、乗り越え一つの経験とする」という経緯をたどるが上祐氏にはそうした様子は一切見られない。
そして、上祐氏は未だに多くの嘘をついている。吉田英子さん殺人事件でもその現場にいたが、隠していた。殺人の現場にいた人間がそれをひた隠しにしたまま、人に道を説くことがなぜ出来るのか。
そんな話を聞かせていただきました。
そして今日は、会場にいらした方(仮にAさんとします)、この方自身も、オウム真理教に命を狙われ今も大きな障がいを負っている方ですが、この方からは大きな証言も飛び出しました。
【2019.03.26記事変更】
この部分に、Aさんが会場で語った話を記載しておりましたが、その中身につき上祐氏より「要望」という形で本日、桃野に文書が届きました。
文書は、A氏の話は事実ではない。ブログに記載する以上当事者である自分(上祐氏)に裏付けの問い合わせをするべきではないか。事実ではないので記事から削除を要望する。との内容です。
ブログにはAさんがそう語ったとしてAさんの発言内容を記載しておりましたが、話に関わる当事者本人からの申し出があったこと、両者の話を精査し客観的に事実を確定させることが桃野自身には不可能であることを鑑みて一旦該当部分を削除いたします。
【変更部分ここまで】
滝本弁護士の話からもAさんの話からも上祐史浩氏が代表を務める「ひかりの輪」は危険な団体だと考えざるを得ません。世田谷区としては、オウム真理教問題を風化させない、そして地域に平穏な生活を取り戻すために「ひかりの輪」の動向を注視し続けていくべきでしょう。そして、こうした団体に自らや周囲の人達が「はまらない」よう、注意喚起を続けていくことも大切です。桃野も引き続き取り組んでまいります。
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