さらなる「障がい者スポーツの支援」を目指して。神戸市の取り組みから様々なノウハウを学ぶ。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨日から、神戸・大阪を訪問してます。
昨日のテーマは「障がい者スポーツの普及」について。
神戸市にある「オージースポーツ神戸福祉スポーツセンター」を視察し、神戸市や神戸市社会福祉協議会、オージースポーツ(民間事業者)の方々にお話を伺っておりました。
先ず、第一印象。
はっきり言って、積極的な神戸市の取り組みに驚きました。
障がい者スポーツへの支援、普及活動については、世田谷区の五歩先ぐらいを行っている印象。
桃野はこれまで、世田谷議会で「世田谷246ハーフマラソン」や「世田谷区区民体育大会」での、障がい者スポーツ種目の導入など取り上げてきましたが世田谷区は腰が重い。。。
「体制が整っていない」「安全面への不安」などを理由に、未だ本格的な実現には至っておりません。
(「視覚障がい者と伴走者のランニング教室」開催という成果ぐらい、今のところ)
障がいの有無を問わず参加できるスポーツの場や、日頃の練習の成果を発表する場などを、世田谷にもっともっとつくっていきたい。そして、さらなる普及活動に取り組みたいと思っています。
例えば神戸市は「障がい者スポーツ教室」の開催についても非常に積極的です。
世田谷区では、障がい者スポーツ教室といえば、軽度の知的障がい児(者)を対象とした水泳教室を行っている程度ですが、神戸市はパンフレットを見るとこんな感じ。
水泳の他、車椅子テニス、ローンボウルズ、卓球、ビームライフル、シッティングバレーボール、体操、フライングディスク、ブラインドテニス、バドミントン、リズム体操、ダーツ、トレーニング。
バラエティに富んだメニューです。
さらに神戸市は、一歩進んで、パラリンピックなど、レベルの高い競技の場を目指せる選手を発掘する「体験会」も開催しているのだからすごい。(今年は車椅子フェンシング、アイススレッジホッケー)
そんな神戸市が行う様々な事業の中で、桃野が特にいいなと思ったのが、地域に出向いてのいわゆる「草の根活動」の部分。
各小学校の「なかよし学級」、さらに養護学校や特別支援学校など6校などで開催する支援事業です。
神戸市障害者スポーツ振興センターのスポーツ指導員、アシスタントインストラクターに加えて関西学院大学、神戸女学院、親和女子大学、武庫川女子大学の学生ボランティアで運営。
バランスボールやトランポリンなどを使って、障がい児(者)が安全にスポーツを楽しめる場を設けています。
平成26年度は、23回の開催で、参加した障がい児(者)は364名、運営に参加したボランティアは141名(いずれも延べ人数)にもなります。
その他にも神戸市は様々、障がい者スポーツを支援する取り組みを行っており、今回、取り組みのノウハウについても多くのことを教えていただきました。
予算も人員もかかる事業ではありますが、世田谷でも実現していかなければ。
2020年オリンピック・パラリンピックに向けて確実に歩を進めていかなければなりません。
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