地元の甲子園出場校に「初戦で負けてしまえ!」と怒鳴りつける県議会議員。しかし、議員の質の低さをなげくよりも。。。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
桃野は、大学を出て、長らく会社員として働いていました。
16年間のサラリーマン生活を経て、世田谷区議会議員になったのですが、その時に痛烈に感じたのは・・・
■この世界には、ビックリするぐらいおかしな人がいる
■意外とそういう人でも、当選回数が多かったりする
■一般的な「会社員」としては、通用しないような人でも、この世界では要職を得ていたりする
(もちろん、まともな人もいますよ。念のため書き添えますけど)
一躍有名になったのは、“号泣議員”こと、元兵庫県議の野々村竜太郎被告。
現在、詐欺罪などに問われ裁判が行われていますね。
報道通りなら、これまたビックリするぐらいおかしな人なんでしょう。
この方も。
【選抜出場校に「初戦で負けてしまえ」 滋賀県議が暴言か】(朝日新聞デジタルより)
報道によると、事の成り行きは以下のようです。
・選抜高校野球大会に初出場する滋賀学園選手らへの激励会が滋賀県庁玄関前で行なわれた。
・三日月大造知事らが選手を激励するなどの後、停車していたバスに選手達が乗り込んだ。
・その際、吉田県議がバスに向かい「誰の許可を得てん」「初戦で負けてしまえ」など怒鳴った。
・学校関係者がその場を収めるため「すみません、すぐ出ます」と謝ってバスを発車させた。
・学校関係者は以下のコメント
「バスは県から指示された場所に停めていた」
「選手に多少動揺はあったと思うが終わったことなので」
「特に抗議する考えはない」
・県教委によると、吉田県議は激励会に出席していなかった。
・吉田県議は6期目で自民党県議団の代表。
・吉田県議いわく「負けろとは言っていない。このままでは負けるぞ、の趣旨の発言はした」。
・吉田県議は、31日に会見して本件について説明するとしている。
6期目。6回も当選しているんですね。
県議生活21年目だったんだ。
それも滋賀県議会のサイトをみてみたら「文教・警察委員会」「スポーツ振興委員会」に所属しているではないですか。文教(=教育問題などを扱う委員会)、そしてスポーツ振興とは悪い冗談でしょうか。
こういう人なら、普段の言動も推して知るべし。
それとも、有権者(高校球児は有権者ではないから?)の前では豹変するのかな。
もしくは、言動には問題ありだが、ものすごく素晴らしい政策を実現しているとか?
桃野も区議会議員として、5年目。
今や「あー、こういう人がいても驚かないなぁ」という心持ちになってしまっております。
議員の質を上げることができるのは、行政でも、ましてや他の議員でもありません。
それが出来るのは、他でもない有権者の投票行動のみです。
のど元を過ぎても熱さを忘れてはいけません。
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