わかっちゃいるけどなおさない。「出来るだけ早い時期に改善する」との答弁から一年半。未だ放置中の世田谷区
昨日に続き、世田谷区議会本会議、桃野一般質問より。
本日は「未だ、設計ミスのまま放置される二子玉川公園」について
さかのぼる事、約1年半。
桃野は、平成26年6月の本会議で、公園内につくられた「富士見台」について取り上げました。
この富士見台は、富士山の形を模した小高い丘のようなものなのですが、階段がつけられており、上にあがると多摩川越しの(本当の)富士山を含む眺望が楽しめるというつくりになっています。
ところがこの富士見台。
二子玉川公園の開園からわずか三日後に立入禁止になるという異例の事態になっているのです。
桃野は本件、先ずは税金を使ってつくったこの施設が無用の長物となっているという税金のムダ遣い。
そして、安全の確保と、施設の有効活用に向け、早々に施策を打つべしというテーマで取り上げました。
その際区は「階段が急で、手すりがないことなどにより危険な状況が見られることから立入禁止の措置をとっている。現在、安全を確保できる方策を検討しており、できるだけ早い時期に改善を図ってまいりたい」と答弁していました。
しかし・・・
立ち入り禁止から約一年半、未だ富士見台は立ち入り禁止のままです。
「出来るだけ早い時期に改善する」としながら、一年半以上放置されている。
又、現状を調べて行くと、問題の安全面に加えて、周囲の住民より「富士見台から室内を覗かれる」との苦情や、ユニバーサルデザイン対応でないことへの指摘等があるということがわかってきました。
そもそもつくった直後に「危険だ」と自ら判断して立ち入り禁止。
そのまま、1年半ほったらかしとは、とんでもない仕事の進め方です。
桃野は再度、この問題を取り上げ、富士見台の改修含め、早急な対策を求めました。
区の答弁は概ね以下のようなもの。
・検討に長い時間がかかってしまったことを申し訳なく思っている。
・近隣住民や公園利用者からのご意見も頂いている。
・常時利用してもらうのは危険だと判断して試験的に補助者をつけられるイベントでの利用を開始していく。
・手すりを付ける等、常時利用できるようになるかどうかも含めて改良していく。
再質問も使って時間の許す限り質問しましたが、「改良する」という明確な答弁は最後まで聞かれませんでした。
いつもは立ち入り禁止、イベントのときだけ補助者を付けて利用、なんて区立公園の正しい姿なんでしょうかね。
こういうことも厳しい目で指摘していかなければ、いい加減な仕事でムダに税金が使われてしまう事例が繰り返し起きてしまいます。
安全で誰しもが快適に利用できる二子玉川公園に生まれ変わるべく、引き続き取り上げて行きたいと思っています。
質問の様子は世田谷区議会のホームページよりご覧頂けます。
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