「らっきょう問題」における農林水産省の見解。欧州から日本に来る途中で。。。こういうこと、ままあるのかも。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今朝(5/1)の読売新聞に以下の記事が出ていました。
旬の香味野菜として「エシャロット」が取り上げられています。
でも、この記事に写っているの、本当は「らっきょう」なんですよね。
ヨーロッパで料理に使われている「エシャロット」とは全く違うものなんです。
家庭でこれを「エシャロット」として料理に使う人、いるのかなぁ。
ちょっと想像つきませんが。
本来欧米でエシャロット(又はシャロット)と呼ばれているのはこちらです。
(写真はwikipediaより)
日本では「らっきょう」のことを「エシャロット」と呼んでいる例も多いみたいでややこしいな、と思っていたら、ありました。
日本政府(大げさ?)が、きちんと説明しているんですね。
【エシャレットとエシャロットの違いは?】(農林水産省)
農林水産省の見解はこちら
↓
若採りのらっきょうは、市場に出回り始めた当初、「エシャロット」と呼ばれていました。
し かし、小型たまねぎの一種で、フランス料理やイタリア料理に用いられる香味野菜「シャロット (英名)」のフランス名が「エシャロット」で、前者と混同されたことから、若採りのらっきょうの方は「エシャレット」や「エシャ」と、小型たまねぎの方は「ベルギー・エシャロット」と 呼ばれるようになりました。
したがって、両者は、全く別種の野菜です。
お問い合わせ先
消費・安全局消費者情報官消費者の部屋
ダイヤルイン:03-3591-6529
(引用ここまで)
もともと日本には無かった野菜ですから、誰かがどこかで間違ったんでしょうね。
ちなみに、wikipediaには青果市場の方が「根らっきょう」をおしゃれな名前で売り出そうと「エシャロット」と呼び始めたと解説されています。
食の世界に限らず、欧米から日本に入ってきた時、その本来の姿が見失われてしまうことが、ままあるのかもしれません。
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