三軒茶屋。通称サンチャ。小説やドラマの舞台にもなる街ですが、戦後は大バラック街でした
三軒茶屋。
世田谷区の地名です。通称「三茶(サンチャ)」。
渋谷から国道246号線沿いに、西へ約4km。
電車なら、渋谷駅から東急田園都市線に乗って二駅目が三軒茶屋駅です。
運賃は154円で所要時間は約5分。
世田谷区の繁華街と言えば、下北沢、三軒茶屋、二子玉川の3つが代表的なエリアですが、その中でも「三軒茶屋」という地名は、何か際立って牧歌的な雰囲気を感じさせてくれます。
なんとなく時代劇の一コマを想像させるような地名ですが、地名の由来はずばり、ここに三軒のお茶屋さんがあった事から。
現在の国道246号線にあたる大山道(大山街道)と現在の世田谷通りにあたる登戸道の分岐(追分)に、信楽(後に石橋楼)、角屋、田中屋の三軒の茶屋が並んでいたことから「三軒茶屋」と呼ばれ、この呼び名は文化文政時代(19世紀前半)には既に一般的なものとなっていたそう。【以上wikipedia参照】
今では商業施設が建ち並び、”美味しいレストランがある”、”芸能人が住んでいる”、”小説やドラマに登場する街”、などのイメージもある三軒茶屋ですが、かつての街並みはどうだったんだろうと楽しい想像が膨らみます。
又それとは違う三軒茶屋の成り立ちとして面白いのは、戦後は大バラック街だったという歴史。
三軒茶屋は、かつて戦災で焼け出された人達がバラックで生活していたエリアに国道を通して整備した街で、今でも狭い路地に小さなお店がひしめくエリアもあり、戦後のカオス的雰囲気を忍ばせてくれます。
さて、そんな魅力的な三軒茶屋のランドマークとも言えるのが駅前にそびえるキャロットタワー。
そのキャロットタワー3階生活工房ギャラリーでゴールデンウィーク期間中、「一服、日本茶、三軒茶屋」展が開催されています。
〜一服、日本茶、三軒茶屋〜
・期間
4月25日(金)〜5月18日(日)
会期中無休、入場無料(※関連イベントは有料)
・時間
午前9時〜午後8時
・会場
三軒茶屋キャロットタワー3階 生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1)
・テーマ
お茶の歴史や、茶葉・産地ごとの違いから、日本茶をめぐる新しい動き等を紹介。
江戸時代、三軒のお茶屋があったことから名づけられたという三軒茶屋で、お茶の過去・現在・未来を旅しましょう。
渋谷方面からも至近、川崎や横浜方面(田園都市線)からのアクセスも便利です。GWは是非サンチャへ!
コメントを残す