障がい児福祉。スポットが当たらず、課題解決が遅々として進んでいませんでしたが、一歩前進です!
世田谷区議会本会議。
現在、平成26年第1回定例会の会期中です。
私、桃野よしふみは本日一般質問を行ないました。
テーマは大きく2つ。
①障がい児に対する福祉サービスの課題
②区と区内銭湯との取組における課題(災害対策など)
本日から、何度かに分けてブログでご報告して行きます。
本日は「①障がい児に対する福祉サービスの課題」について
周知の通り、世田谷区の待機児童は平成25年度で884名と「全国ワースト1」。
区は当然、待機児童解消を前に進めるべく、保育施設の整備を進めるべきでしょう。
その一方で、世田谷区には大きく報道される事の無い、いわばもう一つの「待機児童問題」があるのですが、これについて、区は問題意識を持って、取り組んでいるのだろうか、という話です。
取り上げたのは世田谷区の「障がい児通所サービス」。
区内の児童デイサービス、児童発達支援、放課後等デイサービスをあわせた障がい児通所サービスの過去5年間の受給者数の推移を見ると以下の数字となっています。
平成21年から平成25年で、その数は約3.3倍に急増しています。
更に、放課後等デイサービスについて、いくつかの事業者の利用申し込み状況について調べてみると、各事業者、来年度については、受け入れ予定者の2〜3倍の申し込みがある状況でした。
又、新BOP学童クラブ(※)における要配慮児童数を、現在と比較可能な年度、つまり小学校5、6年生の受け入れを始めた平成22年から4年間の推移で見ると以下の数字です。
こちらは、平成22年の168人から増え続け、25年は247人と過去4年で約1.5倍です。
在宅で過ごしたり、民間サービスを利用したりといった児童については、とりまとめた数字がありませんが、障害児への福祉ニーズは著しい増加傾向にあるとみて間違いないでしょう。
一方で区の計画をみると、区は、平成25年から平成26年の障がい児通所支援の見込量を、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援について、それぞれほぼ横ばいと見込んでおり、著しいニーズの増加傾向を捉えた計画とはとても思えません。
本日の一般質問では、事業者が施設となる土地や建物を確保しやすい仕組みを整え、区は積極的に新規事業者の参入を促すともに、障がい児への福祉サービスを増やすべきだと訴えました。
この問題について区側からは、障がい児通所サービスについて、利用希望者の増加に対し各事業者の受け入れが追いついていない状況や、新BOPでも配慮を要する児童の利用希望者の増加している状況について認め、多様な担い手による計画的な事業の充実を図って行く旨の答弁がありました。
前向きに整備が進みそうです!よかった!
この、いわば障がい児の”待機児童問題”。
なかなかスポットが当たらず、課題解決についても遅々として進んでいませんでしたが、一歩前進です!
■質問の様子は世田谷区議会ホームページでご覧いただけます。
http://www.discussvision.net/setagayaku/index.html
「2/26(水)収録内容を表示」をクリック
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右側の「桃野よしふみ」の横の「再生」をクリック
※新BOP学童クラブ
区立小学校内に設置され「Base Of Playing=遊びの基地」と学童クラブを統合し運営している。
観察処分の更新。対象はオウム真理教の主流派後継団体「アレフ」、上祐史浩氏が代表役員を務める「ひかりの輪」、アレフから分派した「山田らの集団」。 新制中学の誕生は戦後間もない昭和22年。物資不足の中、多くの中学校は小学校の「間借り」で開校した歴史があります。 久々のラグビー。「ニュージーランド大使杯」の前座で「首都・三多摩OB杯」に出場。桃野は先制トライ!楽しかった! 区職員の定年が60歳から65歳に、これから10年間で2.5億円の人件費増。民間はまだ「再雇用」制度などが主。定年引き上げは公務員優遇の歪みではないか。 世田谷区長、君子豹変で良いではないか。PCR検査を充実させ戦略的に使う方法を見極めよ。
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