特別養護老人ホームで介護をさせて頂きました(2)
介護に関する実習。
本日も、昨日に続き、特別養護老人ホームで介護の実習をさせていただきます。
今日は16:00から翌朝9:00までの夜勤です。
何事も現場を知ることは大事です。
介護だって同じ。
たかだか数日の実習で全てが分かるとは思っていません。
しかし、現場に入ってこそ、感じるリアリティーは確実にあります。
排せつや入浴、食事の介助を実際にして感じるのは、介護はきれい事だけではできないということです。
認知症が進んだ方とのコミュニケーションをどうするか。
食欲が無い方にいかに食べてもらうか。
誤嚥や転倒といった命の問題に直結するリスクをいかに減らすか。
こういったことを考えながら、又、高齢者の介護を行いながら、仕事や家事、子育てを続けることは、とても困難です。在宅で介護を行うには、多くの課題があることは否めません。
一方、介護施設の不足も慢性的な問題です。
施設ではなく、在宅での介護についても、ますます知恵をしぼらなければなりません。
私がお邪魔した施設では、こういった活動にも力を入れています。
在宅で介護をされている方へのサポートとして、高齢者ご本人及び家族を施設に呼んでの相談を「介護サポート事業」として行っているほか、入浴や排せつ、食事に関する介護技術講座を開いたり、地域の防災訓練などで、災害時に車椅子の方をサポートする方法について情報発信を行ったり、と多彩な活動を実施しています。
とはいえ、施設側も潤沢にスタッフがいるわけではありません。
多忙の中、様々な調整をしての活動です。
これからの在宅介護の重要性を鑑み、在宅介護支援の活動に対して、行政が人員面や費用面でサポートを行っていくことが必要です。
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