持ち去りによる被害額は年間15億円!
昨日は世田谷区のごみ収集量について、ご紹介しました。
今日は「資源回収量」について。
いらなくなったものでも、ごみにせず、きちんと分別すれば「資源」になるものもあります。
代表的なところでは、びん、缶、ペットボトル、段ボール、新聞紙など。
平成24年度の世田谷区の資源回収量は以下です。
又、ここ数年の資源回収量をみると概ね、増加傾向を示しています。
区民の皆さんにも「資源になるものはゴミにしないよう、分別して収集に出す」という意識は浸透しているように感じます。でもそんな中にあって回収量が減っているのが「紙類の回収量」。
区の担当者の分析によると、減少の理由は「ペーパーレス化の流れ」と「資源の持ち去り」だそうです。
「資源の持ち去り」は、区民の皆さんが出した資源を、収集車による回収の前に持ち去っていく行為。
こういった違法行為、違法業者が全国的にも問題になっています。
世田谷区では条例で、資源を持ち去る行為者に禁止命令を行い、その命令に背き、尚持ち去る行為を続ける者に対し、罰則(罰金20万円以下)を課す、という規定を設けています(平成15年12月条例改正)。
区民の皆さんは、持ち去り行為者を発見したら、発見した場所、時間、特徴(車両ナンバーなど)などを区に連絡してください(世田谷区役所 清掃・リサイクル部事業課03-5432-2925)。こういった情報がパトロール、取締りの際、貴重な情報源となっています。
※暴力を振るわれるなどの可能性もありますので、持ち去り行為を発見した際でも、ご自分で声をかけることは避けてください。
平成21年度の資料ですが、東京都の推計では、都内の新聞古紙の持ち去り率は27.3%、被害額は総計15億円。
莫大な金額のお金が違法行為によって、奪われている状況です。
世田谷区民の皆様におかれましても、持ち去りを防ぐため、資源は出来る限り前日や深夜に出さないよう、ご協力をお願いします!
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