教員のわいせつ事件相次ぐ。世田谷区の学校では子どもを守る予防策を!
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
教員のわいせつ事件が続いています。
桃野が、数あるわいせつ事件の中で最近衝撃を受けたのは、多数の教員が児童を盗撮し、その画像をSNSのグループチャットで共有していたという事件。
摘発者は都道県と広域に渡り散らばっていることから、おそらく元々顔見知りでもなくネット上で繋がった教員らによる性犯罪グループなのだと推察します。
愛知県警が今年9月、10人近くいると見られるメンバーのうち神奈川県葉山町立中学校の教員らを相次いで逮捕。その後10月1日には東京都豊島区立小学校の教員が6人目として逮捕されました。
まだ逮捕者は続くと予想されています。桃野は世田谷区民の一人として、せめて世田谷区立小中学校の教員の逮捕者が出ないことを祈るばかりです。
10月9日の決算特別委員会では学校での盗撮予防策についても取り上げました。
本来、学校でそんなことが起こるとは想像したくも無いのですが、実際に起きている事件ですから予防策を論じないわけにはいきません。一度盗撮されてしまえば、広くその画像データが共有され、被害にあった児童生徒からすれば取り返しのつかない被害を被るのですから。
世田谷区では、全教職員に対して職員室外での携帯電話やスマートフォン等の携帯を禁止する通知を出し、管理職を含む複数の教職員で校内に不審なデジタルカメラ等の機器が設置されていないことを確認するように指示を出していると言います。
とはいえ、言うは易し行うは難し。
ただでさえ「教員の労働負荷が高い。働き方改革が必要だ」との論が高まっている中で、子ども達が体育の授業等で着替える前後の各クラス、加えてトイレも含めて日に何度も、犯罪者がバレないように工夫して設置している盗撮カメラを見つけ出す努力を現場は払い続けられるのでしょうか。
子ども達の安全が最優先。
言ったのなら本当にやり切る。もしも実際にはやりきれないなら現状があるなら正直に「今の体制ではやりきれない」と学校現場は明言し、それに応じて区長や教育長は学校への人員配置を増強しなければいけないのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、子ども達が盗撮被害にあってからでは取り返しはつかないのです。
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