障がい児・者への支援拡充を。区は「日常生活用具給付事業」の改善を進める旨を答弁。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今日のブログも先の区議会一般質問から。
障がい児・者への支援拡充について、様々な視点で質問をしました。今日は「日常生活支援用具の給付」についてご報告します。
障がいのある方が日常的に必要な用具があります。例えば、移動用担架、じょくそう防止マットレス、体位変換器などなどはイメージがつかみやすいでしょうか。
日常生活用具給付事業は、障害者総合支援法に基づき区が行う事業で、用具の選定は区が行なっています。
日常生活用具の給付は、障がい児者の生活支援に重要な役割を果たしている一方で、対象品目の限定性やニーズ対応の遅れ等に課題があるように思います。例えば、浴槽や簡易浴槽、雨がっぱなど、多くの品目で未就学児は対象外。
就学年齢前であっても、ご家族等が入浴介助に苦慮されているケースはありますし、幼稚園児が雨合羽を利用するのも普通のことです。多くの品目で未就学児を対象外とする合理性はあるでしょうか。未就学児含め、それらを必要とする方々を広く給付の対象にすべきと区に求めました。
改善されれば、障がい児の暮らしに大きな助けになります。
区の答弁は「ルール的には年齢要件を定めているが、必要に応じて柔軟に年齢要件に縛られず給付している」というものでしたが、質問を重ねていくと、それはほんの一部のケースで、多くの未就学児が給付対象から外されていることがわかりました。
以下動画でご覧ください。短い動画にまとめました(質問と答弁の全編は区議会のサイトから動画でご覧ください)
今回の質問で区は「必要な方が必要な用具を利用できるよう対象年齢の見直しについて協議する」「年齢要件に縛られず柔軟に対応することを区のHPなどで周知する」旨を約束しました。
桃野の質疑で改善が進みそうです。
障がいのある方を支援し、ご家族の負担軽減にもなるよう、桃野は引き続き取り組んでまいります。
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