2025-06-05
世田谷区の「有機給食」は通常の給食費に加えて、予算約2700万円増。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷区議会本会議にて、本日一般質問を行いました。
ブログでテーマ別にご報告していきます。
先ずは「世田谷区の有機給食について」。
世田谷区では今年度、区立小中学校全校で11回の有機米給食を、3回の有機野菜給食を提供予定です。
費用は通常の給食費用に加えて約2700万円の増。
有機給食を実施するなら、その目的等をはっきりさせ、予算増額の理由を明確にしなければなりません。
ところが、なぜ有機給食を実施するのか区側に問うてもはっきりとした答えは返ってこないんですよね。区が有機食材を”推す理由”って何?
区は、農産物の味・栄養価・安全性については、有機食材も慣行農法の食材も同等と評価しているようです。質問を重ねていくと環境教育のためとか、産地を守るためとか、そんな理由を挙げていました。
慣行農法の農家さんだって十分、環境教育の教材にはなりますよね。そして産地を守ると言っても有機給食のメインである有機米の産地は秋田、千葉、新潟などです。その産地を守るために区民のお金を使うのはおかしいのでは?
産地を守るためというなら、有機農産物とは関係なく世田谷区や東京都の産地を守ればいい。
結局、保坂区長のいつものパターン。非科学的な思考「なんとなく良さそうだから予算投入!」でしか無いと考えざるを得ません。
有機農法というものがある、ということを子ども達に伝える目的ぐらいのものであれば、年に数回の行事食としての提供で十分では無いでしょうか。予算もかかることですから。
質問の様子は以下の動画でご覧ください。短く編集しました。
質問と答弁の全体は、世田谷区議会のサイトにアップされている動画(2025.06.05、本会議一般質問)からご覧ください。
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