転倒して骨折。高齢者にとっては命に関わる問題です。
昨日、一昨日に続き、世田谷区議会本会議の2日目、私の一般質問よりご報告です。
一般質問では、大きく3つのテーマを扱いました。
今日は3つ目のテーマ「二子玉川の風害について」をご報告です。
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今年の7月1日、東京新聞の朝刊に「高齢者の転倒相次ぐ」「二子玉川ビル風害」という記事が大きく掲載されました。
記事の内容は、区民がビルから吹き降ろす強い風に悩まされているというもの。
「自転車に乗った子どもがあおられ転んだ」
「道路が渡れない」といった区民の声が掲載されています。
平成23年3月には70代女性が転倒して捻挫、4月には80代女性が背後からのビル風で前方に倒れ、肩を骨折して救急車で運ばれ入院。
更に今年2月には60代男性が転んで手足を打撲といった転倒事故が報道されています。
高齢者の転倒事故は、命にかかわる大事故です。
来年の春に、同じ風が吹けば更に大きな事故が起こることだって考えられます。
二子玉川は再開発事業によって大きなビルが建設されたエリアです。
再開発に当たっては当然、事前に「環境アセスメント」が実施されていますが、結果、風害は起き、重傷事故まで発生してしまいました。
「この問題の原因はどこにあると区は認識しているのか」
「今後このような事態を招かないために、どのような対策を講じるのか」質問しました。
環境アセスメントを経て、風環境の変化についても検証がされた上で建てられたビル、であるにもかかわらず、重傷事故が起こる風害を招いていることについては、限られた質問時間の中で、再質問まで行いましたが、区から明確な答弁は出てきませんでした。
今後の対策については、風工学の専門家も含めた調査・検討チームであたる事を提案しましたが、こちらは「専門家の意見を聞いて対策を進める」との答弁にとどまりました。
転倒事故が相次ぐ「春」まで、数ヶ月。
区には急ぎ、対応を検討してもわなわなければ、また重傷事故が起きかねません。
引き続き、粘り強く要望を続けます!
質疑の様子はインターネット(動画)でご覧下さい。
動画はこちら。
11月28日(水)の「収録内容を表示」をクリックしてください。
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http://www.discussvision.net/setagayaku/index.html
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