知っておくべき豪雨への備え。道路側溝の清掃、雨水浸透施設の設置、土のうステーションの活用など。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
この時期、暑さへの備えと共に大雨にも十分に注意しなければなりません。
今日は関東地方で広く大雨に見舞われました。ニュースを見ていると、埼玉や群馬、栃木などで危険な状況であったことがよくわかります。
埼玉 各地で猛烈な雨 記録的短時間大雨情報 安全確保をhttps://t.co/7ycTr3LD6H#nhk_video pic.twitter.com/V1Nh8JF9l4
— NHKニュース (@nhk_news) August 7, 2024
昨晩から今朝にかけては世田谷も大雨。大雨警報や河川の氾濫危険情報が発表されていました。
07日00時10分、野川・仙川に氾濫危険情報が発表されました。(東京都・気象庁予報部共同発表)
今後発表される情報に十分注意してください。#世田谷— 世田谷区危機管理部 (@setagaya_kiki) August 6, 2024
豪雨は大きな災害を引き起こします。桃野も「雨が降ると付近の道路が冠水する」といったご相談を受けることがあります。根本的な解決のためには雨を受け止めて流す仕組みが必要。地中に雨水管と呼ばれる分流式下水道を設備することも効果的な対策となりますが、これが遅々として進んでいません。
下水道を所管する東京都のサイトを見ると、汚水、雨水をどこにどのように流しているかよくわかる資料があります。
【23区の公共下水道の普及状況】(東京都下水道局にサイト)
ちなみに資料の中に以下の記載があり、世田谷区内の多くの地域が該当しています。後者は雨水管を整備すべきエリアですが現状、雨水管が整備されておらず道路の側溝に雨水を流しているということ。
・下水を排除及び処理すべき区域(分流式) → 汚水は汚水管、雨水は雨水管に分けて流すエリアです。
・下水(雨水を除く。)を排除及び処理すべき区域(分流式) →汚水は汚水管、雨水は雨水管に分けて流しますが、現状では、雨水は道路側溝等に流すエリアです。
こうした現状を考えれば、世田谷区でできる対策の一つとして、道路側溝の適切な管理、つまり清掃などによって常に雨水がスムースに排出されるようにしておくことが挙げられます。「側溝が詰まっている」「流れにくい」などの情報がありましたら是非、世田谷区役所、もしくは桃野まで情報をお寄せください。
その他、豪雨対策につながる施策として世田谷区では、区民や事業者が、所有する敷地内に雨水浸透施設(ます、トレンチ)や、雨水タンクを設置する場合に設置費用に対する助成制度を設け、設置をお願いしています。以下のサイトをご参照ください。
【雨水タンクの設置に関する助成制度(補助金、助成金)】(世田谷区のサイト)
【雨水浸透施設の設置に関する助成制度(補助金、助成金)】(世田谷区のサイト)
又世田谷区では「土のうステーション」も設置しています。区民の皆さんが必要に応じ、いつでも土のうを持ち出せます。雨が降る前でも、土のうの持ち出しはOKです。以下サイトを参照ください。
【土のうステーションをご利用ください】(世田谷区のサイト)
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