盲導犬や聴導犬などの補助犬。こんなトイレ事情まで知ると、これから見かけた際は「偉いな、君は。」とつぶやいてしまいそう。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
さて、問題です。世田谷区役所の一角に「犬用トイレ」があります。どこにあるでしょうか?
答え。世田谷区役所第二庁舎と第三庁舎の建物の間の小さなスペースにあります。桃野も最近まで気づきませんでしたが、とても目立ちにくいところにひっそりとある「ほじょ犬用トイレ」。
区職員が、小さなスペースでも何か活用しようと考えたのかもしれませんね。普段は扉がついていて「利用したい方は申し出てください。鍵を開けます」と言う使い方だそうです。平成21年度に設置されたとのことなので、もう14年ほどになるのですね。担当所管に聞いてみると、これまで利用したいという申し出は一度も無いとのこと。
そして、世田谷区役所の各支所など、区内の区施設の中で他に設置しているところは無い、区民からの設置の要望もないとのことでした。
あまりニーズはないのでしょうかね。
と思って調べてみると以下、東京新聞の記事がヒットしました。
盲導犬などの「補助犬」のトイレ事情。てっきり外ではしないように躾けられてるのかと思ってた。勉強不足でした。この記事わかりやすい→人にも犬にも優しく 補助犬トイレから考える使いやすさ:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/lMx4tZ2jVE
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) April 13, 2023
補助犬はトイレトレーニングを受けていて、人間が決まった時間間隔でトイレに連れて行き、掛け声をかければ、そこで排泄するとのこと。そして、建物の中であれば多目的トイレで、外であれば植え込みの近く等で「補助犬用の携帯トイレ」を使って、周囲を汚さず上手に排泄できるとのことなのです。
補助犬、障がいのある方にとっては、目となり耳となり、また介助をしてくる大切なパートナーですが、加えてトイレのことも賢く対応してくれるんですね。なんと立派な。
これまでも補助犬を見かけるととても頼もしく感じ、また心の中でエールを送っていましたが、こんなトイレ事情まで知ると、これからは「偉いな、君は。」とつぶやいてしまいそう。
ちなみに現在改築中の世田谷区役所本庁舎ですが、特に上記のような補助犬用トイレは設置されず、必要な際は多目的トイレを使っていただくことを想定しているとのことでした。
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