ロシアがウクライナに侵攻して10日が経ちました。日本国内の各自治体・各議会でもロシアを非難する声明が出されたり、同決議が行われたりしています。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
ロシアがウクライナに侵攻して10日が経ちました。ロシアに対する国際的な避難が高まる中ですが、ロシアによる侵攻は未だ続いています。
世界各国で即時停戦を求める声が上がっています。一昨日のニュースによると「国連総会の緊急特別会合で採択された、ロシアを非難し、軍の即時撤退などを求める決議案には欧米や日本など合わせて141か国が賛成」とのこと。
国連総会のロシア非難決議 反対・棄権は計39か国 #nhk_news https://t.co/rMgWALD0nh
— NHKニュース (@nhk_news) March 3, 2022
又、日本国内の各自治体でロシアを非難する声明が出されたり、議会で同決議が行われたりしています。
例えばこちらのニュース。
ロシアによるウクライナ侵攻や、プーチン大統領が核兵器の保有を誇示するような姿勢を示していることについて、都内の多くの自治体からも抗議文や抗議のコメントが出されています。https://t.co/Ak21RWKxXt
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) March 3, 2022
世田谷区議会でも、ロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議を準備中。もちろん戦禍が拡大している最中ですから、急いで決議したいところですが、やはり議会には議会の民主的ルールがあり、一足飛びに決議というわけには行きません。上記のニュースのように既に決議している議会もありますが、これは議会日程のタイミングによる差だと思います。
世田谷区議会では「ロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議」に関連したスケジュールは、以下のように進んできました。
・2月24日
ロシアがウクライナに侵攻
・3月2日
世田谷区議会では、この日がロシアによる侵攻後、最初の議会運営委員会理事会(*)。ここで区議会第一会派(最も議員が多い)自民党より「ロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議」についての発言があり、公明党、立憲民主党、無所属・世田谷行革110番・維新(F行革)の各会派幹事長全員が賛成。全会派一致での決議を目指そうとの話でまとまりました。
*議会運営委員会理事会は、所属会派4人以上の「交渉会派」の幹事長らからなる会議体で、自民党おぎの幹事長、公明党佐藤幹事長、立憲民主党中村幹事長、F行革の幹事長・私桃野芳文がそれぞれ決議に賛成の旨、発言をしました。
・3月3日
議会運営委員会、本会議。決議するには本会議での採決が必要ですが、各会派の意見を取りまとめる必要があり(後述)、この日の議案にはならず。
・現在
決議(案)を区議会全会派が確認中。桃野の見込みでは反対する会派はないと思いますが、それでもこの手の決議については会派ごとに文言、表現に対する意見の相違があることもあり「各会派の意見を取りまとめる」作業が不可欠。現在その段階です。ちなみに国会ではロシア非難決議に「れいわ新選組」が反対したよう。
・次回本会議
予算特別委員会を挟んで、次回の本会議は3月29日の予定。議会日程や議案採決の段取りなどは全て議会運営委員会理事会、議会運営委員会を経ての決定事項になりますが、恐らく3月29日の次回本会議で決議に関する採決が行われることになると思います。
3月29日時点で戦況がどうなっているかは不明ですが、願わくば今すぐにでもロシア・ウクライナ間で停戦合意がなされて欲しいというのが偽らざる心境です。
いずれにしても、全会派一致でロシアの侵攻を非難し、一刻も早いロシア軍のウクライナからの撤退を求める決議となるよう桃野も努力したいと思います。
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