昨日の東京都知事選挙は大方の予想通り、現職圧勝の結果ですが。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨日(7/5)は、東京都知事選挙の投開票日でした。結果は現職、小池百合子都知事の圧勝。都民は小池都政の継続を選択しました。
前回2016年の都知事選挙は舛添要一都知事(当時)が過去の政治資金に関する問題や都知事公用車の使い方、海外視察に関することなどを批判され辞任、その後任を選ぶ選挙に、小池百合子さん、増田寛也さん、鳥越俊太郎さんらが立候補。結果は小池百合子さんが291万票(得票率約44%)で当選となりました。そして4年を経た今回の選挙結果は以下に(得票上位5名を抜粋、得票数の隣のカッコ内は得票率)。
・小池百合子さん 3,661,371票(59.70%)
・宇都宮健児さん 844,151票(13.76%)
・山本太郎さん 657,277票(10.72%)
・小野泰輔さん 612,530票(9.99%)
・桜井 誠さん 178,784票(2.92%)
小池百合子さんは4年前の選挙よりも大きく票を伸ばしました。小池さんに投票した都民には「4年間の小池都政を信任して」という方もいるでしょうが、やはりコロナ禍にあって「今リーダーを変えるべきではない」という心理が投票行動に結びついた方も多いと思います。そして首長選挙はいつも「現職が知名度で勝り圧倒的に有利」という下地もあります。
さて、桃野は東京の次の4年間のリーダーを決めるこの選挙、一有権者として参加しておりました。週末は候補者が演説をしてそうな都心の繁華街へ。スマホを使って情報収集しながら候補者を探していましたが、コロナの影響もあるでしょう、事前に演説日程を公開している陣営は無かったように思います。それでも、いくつかの陣営の演説を聞くことができましたし、運良く複数回出会えた候補者も。あとは選挙公報やネット中継されていた討論会などを見て、熟慮の上、自分の投票先を決めました。以下は投票日前日の桃野のツイート。
明日は都知事選の投票日。これまでできる限り街に出て候補者の演説に耳を傾けてきました。選挙公報、ネットで各主張に目を向けて来ました。その上で、桃野は明日「小野たいすけ」さんに投票します。桃野を応援して下さる方、信じて下さる方は、小野さんに一票を託して下さい!宜しくお願いします。
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) July 4, 2020
ということで、桃野は小野泰輔さんに一票を投じましたが、前述のように小野さんは 61万票余りで4番目の結果となりました。でもこれは、東京では全くの無名の小野さんが、ぶっつけ本番のように準備期間も無く臨んだ選挙にも関わらず得た票。小野さんの政策、政治姿勢が都民に浸透すれば、共感する方はもっともっと増えたのではないかな。
首長選挙は一つの椅子を奪い合う選挙ですから、2位以下は「負け」ではあります。でも小野さんは自身の立候補について、選挙戦の最中から今に至るまで一貫して「今後の東京と日本の行く末を決める、大切な都知事選を無風で終わらせてはいけないとの思いから、たった一人で戦いを始めた」「もっと丁寧な議論が行われ、市民が自分ごととして参加するような民主主義を」と言っています。その意味では小野さんの思いは多くの方に届いたのではないでしょうか。選挙結果としては、現職、政治の世界で全国的に知名度のある宇都宮健児さん、山本太郎さんに続く4番手ですが、もう少し丁寧に結果を見ていくと、重点的に演説を繰り返していた都心区を中心に小野さんは大健闘をしています。
・現職の小池百合子さんに続く2番手の得票だった区→千代田区、中央区、港区
・山本太郎さんを上回り3番手の得票だった区→新宿区、渋谷区、文京区、品川区、大田区、目黒区、世田谷区、台東区、江東区
そんな小野さんですが、選挙を終え早速、豪雨被害のあった熊本にボランティアに入られるよう。落ち着いたら又、彼の考える民主主義を前進させるための挑戦に向かってほしいと思っています。
今後自分に何ができるかわかりませんが、まずは第2の故郷である熊本の災害復興支援ボランティアに汗を流したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。— 小野泰輔 (@taisukeono) July 6, 2020
■6月27日(土)の午後、銀座4丁目の交差点で小野泰輔陣営に遭遇
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