ご相談があり、ホームレスの方の居場所へ。ホームレス(路上生活者)の自立支援について。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨晩(7/4)、Twitterで以下の声が寄せられました。(一部内容を伏せたり要約したりしています)
桃野さん、****(区の公共施設)に怪我をしていると思われるホームレス風の男性がずっと座っています。 ただうつむいてずっと座っています。持っている服に血がついていて、無気力な感じです。 毎日来ているようで気になっています。 どうにか支援が出来ないでしょうか?
昨晩そのTwitterを拝見した後、該当の施設の周囲を確認しましたが、その男性と思しき方とはお会いできず。今朝(7/5)は、9時前に施設の周囲と中も確認。それでも男性とはお会いできませんでした。そこで週末も人がいる管理事務所を訪ねて何かご存知の事はありませんかと聞いてみたところ・・・
今日は来ていないが、もう半年ぐらいホームレスと思しき男性が週2、3日程度、朝から夕方まで施設内の椅子に座って寝ているとの話を聞くことができました。管理事務所の職員が声をかけても「大丈夫」という答えが返ってくる、何か食べ物をと声をかけても「それは自分でやれるから大丈夫」といった答えが返ってくるとのこと。怪我をしている様子は見受けられなかったとの話もありました。
今日は日曜日なので、明日役所が開いたら福祉の所管とも相談して良い方法を探りたいと思っています。ご本人のお気持ちを置き去りにして対応すると、その方が居場所を失ってしまい、より悪い状況に陥ってしまうかもしれません(その施設の椅子で休みに来なくなるかも)。焦らず丁寧な対応を心がけないといけません。
さて、ホームレスの方々への支援(路上生活者の自立支援)は東京都と区(23区)の共同事業となっています。ホームレスの方がいらっしゃれば、先ず区からご本人にお声がけするところから始め、住まい、医療、就労などについて話し合い、路上生活から脱するようにと取り組みを進めることになります。
具体的には、先ず都と23区が共同で設置する「自立支援センター」に入所していただき、そこで心身の健康の回復を図るとともに、自立支援に向けたアセスメント等を受けていただく。そしてアセスメントにより、就労意欲があり、心身の状態も就労に支障がないと認められる方については、就労自立による早期の社会復帰を目指すことになります。もちろん、その間の宿泊、食事、衣類や日用品は自立支援センターが提供し、就労支援や自立支援センター退所後のアパート等への移行支援等も併せて行われます。
もしも周囲に「路上生活をされていて心配」と感じる方がいらっしゃれば、以下役所の窓口にご連絡ください。もちろん桃野にご連絡を頂いても結構です。
【本庁】
・世田谷区役所 保健福祉政策部 生活福祉課(電話:03-5432-2767、ファックス:03-5432-3020)
【各総合支所】
・世田谷総合支所 生活支援課(電話:03-5432-2841、ファックス:03-5432-3034)
・北沢総合支所 生活支援課(電話:03-6804-7770、ファックス: 03-6804-7994)
・玉川総合支所 生活支援課(電話:03-3702-1730、ファックス: 03-3702-1520)
・砧総合支所 生活支援課(電話: 03-3482-1343、ファックス: 03-5490-1139)
・烏山総合支所 生活支援課(電話:03-3326-6111、ファックス: 03-3326-6169)
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