10万円の給付金。世田谷区は遅れてます。厳しい状況の方は併せて、他制度の利用も検討を!
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
一人10万円の特別定額給付金。世田谷区はなんで給付が遅いの?すぐに申請したのにまだ届かないのはなぜ?困っている。急いで欲しい!などなど多くのご意見、ご相談を頂いています。これまで議会で区側に提案し、ブログでもご報告していますが、やはり区が「お困りの方」「そうでない方」の入り口を分けなかったのは大きかった。今この時に切羽詰まっている方もいれば、比較的余裕はある方もいらっしゃいます。以下のブログでも書きましたが、急ぎ給付しなければいけない方、後回しでも良いという方、入り口を分けて申請を受け付けていた自治体もあります。
【税の徴収猶予の特例制度と連携すれば可能では?新型コロナ禍の給付金は「困っている人に早く」の姿勢で取り組むべき】
区側が、申請者の状態を確認するのは事務の負担になると考えたとして、確認事務を不要にし、性善説に立っての”自主申告”によるものにしたとしても一定の効果があったのではないかと思います。とはいえ桃野の提案が区に容れられなかったものは仕方がありません。今できることを引き続き提案していかなければ。
7月1日時点の世田谷区の「特別定額給付金の給付状況について」によると、世田谷区の全49万世帯のうち、既に申請があったのは約44万世帯からで、申請率は約90%。そのうち支払い処理済み件数は約15万件で支払い処理率は34%です。処理が済んだのは約3割というところですね。
7割が未処理ですから、現在お困りの方で給付金が届いていないという方が沢山いらっしゃることと思います。もちろん、給付に関する事務処理を急ぐということが一番ですが、これについて行政に、議員の立場から今働きかけられることはほとんどありません。「急ぐべきだ」とお困りの方々の声を伝えるぐらい。
ということで、処理を急がせること以外に、区民の皆さんに対してできる事は何だろうか。小さなことも含めてできる限りのことを考え都度区に提案しなければなりません。先日、区民の方から給付金に関するご相談を受ける中で、区に求めるべきと考え区に改善してもらったことがあります。小さなことですが少しでも区民の皆様の役に立てば。
例えば、世田谷区のサイトの中の「特別定額給付金について」のページに「緊急的に資金が必要な方へのご案内」というコーナーを作ってもらいました。新型コロナウイルス感染症の影響で、緊急かつ一時的な生計維持のために資金が必要な方々、新型コロナウイルス感染症の影響で苦しい状況にある事業者の方々、こうした方々への融資の案内などをまとめて記載しています。給付金が思ったタイミングで届かず生活が厳しいという方、こちらに記載している社会福祉協議会の緊急小口貸付、住居確保給付金、労働相談や無利子無担保貸付などの活用も是非ご検討ください。
■【事業者の方、働く方へ】お問い合わせの多い施策の連絡先一覧について(新型コロナウイルス感染症施策)(世田谷区のサイト)
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