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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2012-02-09

大事なのは区民の皆さんに還元されるかどうか。

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昨日(2月8日)は、環境・エネルギー問題対策特別委員会。
役所から「自然エネルギー活用促進地域フォーラム」を発足させる旨の報告がありました。
所管部門からの説明によると、このフォーラムは以下のようなものだそうです。
(役所の文書はわかりにくいので抜粋・整理しました、意味は変えていません)

・世田谷区と民間が連携し各団体の取り組みについて情報共有をする
・世田谷区と民間の協力体制を構築する
・省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を促進する
 べく、地域フォーラムを発足する。

区は地域フォーラムの活動及びフォーラムの構成員を主体とした太陽光発電設備利用促進への取り組みに対して、支援を行なう。

太陽光発電システム機器設置費補助事業は廃止する。

地域フォーラムへの支援経費、115万8000円
税金を使って行うわけですから「誰が何をするのか」は大事なポイントです。
役所の担当所管に、様々質問をしたのですが、答弁を聞いていても正直よくわかりませんでした。
(他の議員からも多くの質問が出ました)
答弁をまとめると以下のようなもの。
・東京商工会議所、商業関係、工業関係、金融機関、生協、農協、大学に声をかけた
・区としては「何年かけて、何をする」というものでは無い
・区内の事業者が連携しながらどういった仕組みができるか、民間主導でアイデアをだしてもらう
・発展形としては、事業者に窓口をつくってもらい、区民からの問い合わせを区が、窓口につなぐということもある
答弁を聞いていると「民間に考えてもらう」と、丸投げのような印象です。
だったら「区が税金使ってやるべきことではないのでは?」と言う気がしないでもない。
また区が、特定の事業者に利益を誘導するという形になりはしないかとの懸念もあります。
最近、区が主催するフォーラムやシンポジウムに関する報告をきいていると、それが区民の皆さんにどういうメリットがあるのか、区民の皆さんにどういう形で還元されていくのか、理解できないものが目につきます。
「○○フォーラムやります!」
「××プロジェクトやります!」
「△△シンポジウムを開きます!」
というと、何かやっているようには見えますが、大事なのは、そのアウトプットがどのように区民の皆さんに還元されるかです。
ちなみに、上記フォーラムへの支援の他に、省エネ関連で「世田谷スマートライフ推進事業」が予定されていて、経費概算は1,165万8000円。
一方、太陽光発電を取り入れた区民の皆さんにお金がでる仕組み「太陽光発電システム機器設置費補助事業」は本年度で2,000万円の予算がついていましたが、廃止となってしまっています。

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