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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2019-02-25

「下着は白のみ」や男女別髪型の規定などのブラック校則は、今春から改まると思っていたら・・・

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日のブログは、桃野の先の一般質問より。
これまで取り上げてきた区立中学校における「ブラック校則」の改善状況について取り上げました。
昨年の6月、本会議一般質問で「ブラック校則を世田谷区立中学校から無くそう」と取り上げました。
■関連ブログはこちら
世田谷区から「ブラック校則」や「謎校則」を無くそう!前向きに動き出したように感じています
■質問の様子はこちらから動画で確認いただけます

世田谷区はこの質問の際、

「性別による規定や身だしなみの制限について一定の基準を示す必要があると考えている」

「(下着の色などの校則について)質問の趣旨については(学校に)しっかりと伝えて、早急に、どういう形で直すのかということについて検討する」

の答弁をしていますから当然、今春の生徒手帳からはおかしな校則は姿を消しているんでしょうねという確認です。
今回の質問の趣旨は以下。
昨年6月の一般質問で、男女別の髪の長さの規定、下着の色は白のみなどのブラック校則は改めるべきだと取り上げた。
その際区長は「教育委員会と校長会等が多文化共生やダイバーシティの方向に変化が迫られていることなど議論していただく」「教育委員会の独立性を尊重した上で、私からも意見を述べていきたい」と答えている。
教育政策部長は「区として、性別による規定、身だしなみの制限について一定の基準を示す必要があると考えている」と答えている。
新年度からは時代にそぐわない、又性的マイノリティ含め人権への配慮を欠いた校則は無くなるのか。又、先の答弁以降の区の具体的な取り組みについて問う。
区側の答弁は概ね以下の内容。
・校則の見直しについては、今年度(平成30年度)、中学校校長会において、性別による規定や極端な身だしなみの制限等について、社会通念に照らした合理性や、地域・生徒の実態、保護者の考え方等を踏まえ、記載されている項目の必要性や表現の適切さ等について、次年度以降(平成31年度以降)の校則制定に向けて検討するよう、周知してきた。
・ 最終的には、中学校校長会で伝えた観点を基に、校長の権限において、生徒、保護者、地域等の理解や考え方、校風など、学校の特色を生かし、創意工夫ある定め方が重要であると考えている。
何でしょう。昨年6月の区の答弁から後退している印象は否めません。
「各学校には伝えた。あとは学校で考えさせる。以上」
こんな感じですよね。
でも、本当にこういう対応が正しいのでしょうか。例えば「男女別に髪の長さを規定する」というのは校則云々というより人権の問題、特に性的マイノリティにとっては大変大きな問題です。今も、そして来春から区立中学生になる子どもたちを苦しめる恐れが十分にあるルールです。
世田谷区は性的マイノリティへの配慮もあり、女子生徒がスラックスとスカートを(事前相談に応じて、判断という意味不明の条件付きながら)選択できるようにしたと言っています。
そういうことなら、簡単なことを今すぐ進めるべきでは?
髪型についての校則は「男女ともに清潔感のある髪型、目にかかるなど長すぎる場合はくくるなどして授業に集中できるように」ぐらいにしようと、決めればいいだけなのに。
こういうところにも、子どもの問題、性的マイノリティの問題に「本気じゃない」「話題性重視」の世田谷区政が透けて見えます。
今回の質問の様子は以下からご覧いただけます。

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