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2017-09-21

世田谷区議会は本日、2日目。桃野は一般質問で「世田谷区の発達障がい支援について」取り上げました。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
世田谷区議会は本日、本会議の二日目。今日から各議員の一般質問が始まりました。桃野は10:45分から(予定より5分遅れ)以下、2つのテーマで質問。
1. 世田谷区の発達障がい支援について
2. DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者に対する区の対応について
本日のブログは「1. 世田谷区の発達障がい支援について」をご報告します。
世田谷区では、平成21年4月に「発達障害相談・ 療育センター げんき」を開設し、発達障害支援を進めてきました。 昨年3月には「発達障害支援基本計画」を定め、発達障がいの特性がある区民が、住み慣れた地域で自分らしい生活を安心して継続できる社会の実現を目指し、平成32年度までの支援の方向性や施策展開等を定めています。
世田谷区発達障害支援基本計画では、「発達障害の特性がある区民が、住み慣れた地域で、自分らしい生活を安心して継続できるよう支援する」という基本目標に基づき、
 1.早期に必要な支援に繋がることができる支援
 2.当事者・家族の困り感に寄り添う支援
 3.地域で適切な合理的配慮を受けることができる支援
 4. ライフステージを通した支援
の4つの方向性を定め、それらを踏まえて、「障害理解の促進」、「当事者本人への支援」、「保護者・家族への支援」、「関係機関への支援」、「相談支援体制の連携」、「ライフステージを通した支援」の6つの項目について今後の施策展開をまとめています。
そして「げんき」については、この支援計画の中で「相談機能の強化、事業の拡充、療育事業の運営手法についての見直し」等が、言及されているのですが、 その一環ということでしょう。区は、今年4月より「げんき」の運営を新たな事業者に委託し、事業内容についても新たなものとなっています。
ところが、この新事業者が運営を開始した当初からその運営がうまくいっていないという状況。
事業を引き継いだ直後から施設改修工事の不手際、人員不足等の問題が起こり、予定通りの事業が実施されていないことが明らかになりました。利用者が「療育の場」を従前の桜新町から、大蔵2丁目成育医療センターに隣接する施設に変更せざるを得なかったり、「療育時間の変更」を受け入れざるを得なかったりということが8月末まで続いていました。
桃野のもとには「夏休みが明け、9月からは幼稚園が始まる。このままでは療育と幼稚園の両立が困難。事業者からは、いつ正常な運営に戻れるかわからないと説明を受けた。小学校入学前の大事な時期に子どもへの影響が心配」など、切実な相談が寄せられるといったことに。
こうした現状を区に伝えたところ、区と事業者で話し合いをし、現在、状況は好転したようですが、区は区の事業の委託元として、特に新事業者の事業開始直後には、様々な目配りをし、問題の発生を事前に防ぐことが必要ではなかったかと思います。もちろん、何か予定通りに進まないようなことがあれば、早期に手を打つ必要もあるし。
しかし、本件では、利用者の皆さんが問題提起をするまで、区は全くそのような事実に気付かず、対応も後手後手になってしまいました。利用者の皆さんに今後、ご不便をおかけすることなどが無いように区は、対策を講じなければなりません。本日は、一般質問で区側に適切な対応を求めました。
区側の答弁は、これまでの経緯を明らかにし、今後の再発防止を約束するもので、先ずは良かったと思います。具体的には、区と事業者との間で業務連絡会を定期的に開催し、運営状況の確認や利用者の声の共有なども行なっていくとのこと。
発達障がいのある方々に対して、大人子どもを問わず、区が計画通りの支援を実施していくよう、引き続き議会からも提言を行ってまいります。
■質問の様子は世田谷区議会のサイトよりご覧いただけます→こちら(45分20秒ほど早送りすると桃野質問部分です)
スクリーンショット 2017-09-21 20.03.47

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