教師による体罰。世田谷区立中学でも「殴る、蹴る、トイレの壁に頭を打ち付ける」などの悪質例があります。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
【体罰 34教職員ら 2016年度、都教委が調査発表/東京】
東京都教育委員会は8日「2016年度中に都内の公立小中高など33校の教職員ら34人が児童・生徒に体罰を加えた」とする調査結果を公表しました。前年度比28人減とのこと。
桃野は「子どもに対して体罰を使って教育をする」ということについては、全否定の考えを持っています。教師に殴られることで成長なんてしませんよ、子どもは。
学校という、ある種の密室の中で、教師(大人)が生徒・児童(子ども)に暴力を振るう。これを教育と呼べるものではありません。いわば暴行、もしくは虐待。
教師が校内で暴力を振るう時、おそらく「教育的な効果を狙って殴った」という自覚は皆無ではないかな。単純に子どもの態度や言葉に逆上した上での暴力という例が多いと推察します。調査したわけではないので推測の域を出ませんが。
報道(2017.06.09産経新聞)によると「5件以上の体罰があったのは、世田谷区立◯◯中、江戸川区立××中。地域別で体罰が最も多かったのは江戸川区の5校」「悪質なものとしては、世田谷区立△△中学校で、掃除をしなかった生徒を指導する際、腹や顔を殴ったり蹴ったりした上、トイレの壁に頭を打ち付けるなどし、打ち身と頭部打撲で全治1週間のけがを負わせるなどの例があった」とされています。
(記事では中学校名も記載)
体罰が繰り返される学校では、一部教職員の中で、こうした暴力行為を容認する空気があるのではないかな。
暴力を振るう教師について同じ学校の教職員が「見たことも聞いたことも無い」ということがあるなら、それも不思議。
教職員の間でこそ、体罰につながる兆候に敏感であらねばならないし、そうした教職員がいれば率先して学校ぐるみで指導を行う空気が当たり前にならなければなりません。
世田谷区でも悪質な事例が見受けられます。区の関係所管に改めて体罰をなくす取り組みについて確認いたします。
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