終末期の高齢者が本人の意思で「穏やかに逝きたい」と思っていても、家族が119番通報し救急隊が到着する、その時に。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今朝のニュースで気になったのが以下の新聞記事。
【救急現場の蘇生中止ルール明確化 学会が指針】(リンクは中日新聞のサイト)
・各地の消防本部や救急隊員、医師らでつくる日本臨床救急医学会が、終末期で心肺が停止した患者に対し、救急隊が蘇生措置を実施するかどうか判断する際の指針を公表した
・本人が蘇生を望まない意思を事前に書面で残し、かかりつけ医らの指示が確認できた場合は、救急隊に蘇生中止を認める
・家族が蘇生を希望したり、事故や外傷などが原因と疑われたりする場合は、患者の意思にかかわらず蘇生を続ける必要がある
との内容です。
高齢の家族が最期の時を家で迎える、又は施設で迎えるとなった時、心構えも含めて本人、家族はどういう準備をするべきか。これまで、そういうことを深く考えたことなかったな。自分も当事者になりうる一人なのに。
病院に入院している状況なら、お医者さんも看護婦さんも周りにいて、目の前で起きていることにどのように対応すべきかというのは、先ずは病院側で判断してくれるでしょう。
でも、自宅だったらどうか。
終末期の高齢者が、本人の意思で「穏やかに逝きたい」と思っていても、家族が119番通報し、救急隊が到着するという例もあるでしょう。
そうなると、救急隊員は任務として、心肺が停止していても、(本人の意思の如何に関わらず)人工呼吸や心臓マッサージなどの蘇生措置を行うことになります。
それを是とするか否か。
自分は蘇生措置を望むのか。桃野ももう少し年を重ねたら、これは近親者にしっかりと伝え、また書面に残しておかないといけないなと思いました。
日本臨床救急医学会は「終末期の高齢者の場合で、本人が蘇生を望まないのであれば、119番通報をしないというのが理想」との考えも示しているよう。
ことは人の生死に関わることです。
そうした意識を社会全体で共有できるのかどうか、これは時間をかけて答えが出されていくのでしょう。その前提として、医療の現場からこうした考え方が示され、報道されることは大きな意義のあることだと思います。
■2017.05.08 東京新聞
世田谷区「職場におけるハラスメントの防止に関する基本方針」を改悪。これでは区の職場で働くフリーランスの方などが切り捨てられたも同然。 「情報公開は自分の看板政策」としている自称ジャーナリストの世田谷区長。新型コロナでも又いつもの有言不実行。 桃野は本日「公共交通機関対策等特別委員会」の委員長に。企画総務委員、議会運営委員、議会運営委員会理事、広報小委員も引き続き務めます。 観察処分の更新。対象はオウム真理教の主流派後継団体「アレフ」、上祐史浩氏が代表役員を務める「ひかりの輪」、アレフから分派した「山田らの集団」。 子どもが新型コロナに感染した場合は。世田谷区では医療機関、東京都、世田谷保健所が連携し以下のように対応します。
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