なぜ一般開放されないの?!ここまでやってダメなら、税金を使って「欠陥品」をつくったって事にならないか。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日のブログも予算特別委員会の質問より。
先のブログでご報告した「砂利問題」に続き、二子玉川公園の問題です。
二子玉川公園内にある「富士見台」をご存知でしょうか。
桃野は、かつて区議会本会議の一般質問(平成26年6月11日の一般質問)でも取り上げた問題ですが、こちらも未だ進捗が思わしくありません。
まずこの富士見台。
これは公園内に作られた展望台のような丘で、二子玉川公園の開園時には当然、広く公園利用者に使われていたのですが、なんと開園三日後には、区の判断で「危険だ」と、立入禁止になってしまいました。
そんなすぐに閉鎖されてしまうような施設、そもそもなんで税金使って作ったんだ!という気がしますね。
桃野が一般質問で取り上げた際(平成26年6月の本会議)の区の答弁は以下。
・開園当初は、公園利用者の方にも階段を使い富士見台に上れるよう開放した
・区民の利用状況を把握したところ、階段が急で手すりがないことなどにより危険な状況が見られることから立入禁止の措置をとっている
・現在、安全を確保できる方策を検討しており、できるだけ早い時期に改善を図る。
その後も、どうも富士見台が活用されている様子がないので、桃野は、その1年半後、平成27年11月26日の一般質問で再度この問題を取り上げました。
・立入禁止から一年半、いまだ富士見台は立入禁止のままだ。できるだけ早い時期に改善するとしながら一年半以上放置されているのはなぜか。
その際の区の答弁は
・富士見台の安全な利用を検討してきたが、その検討に長時間を要してしまったことを大変申しわけなく思っている。
・来月以降のイベント開催に向けて、現在調整をしている。
・今後は、近隣住民や公園利用者の御理解を得ながらイベント等での利用を推進し、そこで得た感想や意見などを参考にしながら、公園利用者が安全に楽しんでもらえる富士見台となるよう改良に努めていく。
それから、1年3か月が経過。今は平成29年3月ですが、富士見台は未だ一般開放には至ってません。
区は、桃野が質問で取り上げた後、手すりつけたり、周囲を柵で囲んだりしたようですが、なぜか「一般開放するにはまだ危険だ」との見解のよう。
頂上が狭く、一時に人が集まると危険だかとか、階段の上り下りが危険だとか。
そんな理由で一般開放はできないと言っています。
区立公園の施設、それも手すりや階段の改修など当初の設備費に加えて追加の予算もかけて再整備したにも関わらず一般開放しないってどういうことなんでしょう。
区の言い分はいかにもとってつけたようなもので、あまり説得力もありません。なんか他の理由があるのかと疑ってしまいます。
いったいどういう事なんでしょう??
ここまでやってダメなら、税金を使って「欠陥品」をつくったって事にならないか。
■富士見台。せっかく作ったのに一般開放されていません。扉を閉めて施錠中。
■手すりを整備し、通路以外にい人が立ち入らないようにもされているのですが、まだ危険?
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