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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2025-06-10

区の保健センター機能整備で障がい児の補装具対応を。福祉関連手続きの利便性向上を。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

今日のブログも先の区議会一般質問より。

質問と答弁を3分程度の動画にまとめました。以下ご覧ください。

区議会本会議にて、区保健センターの機能整備を訴えました。障がい児、障がい者に適切な支援を。

義肢、装具、車椅子などの補装具を必要とする障がい児、障がい者がいます。18歳以上の障がい者の場合、一部の補装具については、区保健センターにて、東京都心身障害者福祉センターの判定に必要な医師の意見書や書類の作成等を行っていますが、障がい児については対応していません。

よって、区民が遠く区外のセンターに通っている現状です。

世田谷区は、保健センターにて障がい児の補装具も対応できるように機能整備すべきと求めました。

区の答弁は概ね以下の内容。

障害児の補装具は、 障害児の身体機能を踏まえた意見書を作成できる医師が限られているため、多くの保護者が遠方にある区外の都立療育センター等に通われており、本人や保護者の負担が大きいと聞いている。

特別支援学校のPTAの方からも声を受けており、改善を準備している。

現在、世田谷区保健センターでは、 18歳以上の身体障害者を対象に、車椅子の補装具の意見書作成、下肢装具及び靴型装具の処方内容を記載した書類の作成を行う補装具相談事業を実施している。

障害児の補装具相談事業については、保健センターにおいて、令和8年度からの実施に向けて、 外郭団体将来ビジョンにも位置づけ、 専門医の確保や職員の育成等に務めながら事業スキームの構築を進めており、区も連携して事業開始に向けて取組む。

区に対しても当事者の方々の声が届いているとのことで、区も前向きに取り組んでいくことを明言しました。これはうよかった。令和8年度、つまり来年度から実施とスケジュールについても明らかにしたので良かったです。少しでも障がい児、そして保護者の皆様の負担軽減が進みますよう。桃野も引き続き取り組んでいきます。

そして、もう一点。

日常生活用具の申請等、障がい福祉関連の手続きについて「手書き、郵送等が主な手段になっている。デジタル化を進め手続きを簡便にしてほしい」との声が、桃野に届いています。

手続きのデジタル化は、区側の業務軽減にもなること。どんどん進めるべき。今回、電子申請導入等の取り組み状況と今後のデジタル化の拡充見通しについて区に答弁を求めました。

区の答弁は概ね以下の内容。

障害福祉関連の申請手続きの電子化については、区民の方からも直接お声をいただいている。 主に申請手続きを受ける総合支所とも協議し、ニーズがあり、電子化可能なものから導入を始め、他の申請にも広げていく。

令和7年2月に心身障害者福祉手当を、 従来の手書きによる申請方式に加え、区の端末に入力する方式を選択できるようにした。

日常生活用具も世田谷及び北沢総合支所(5支所のうち2支所)で電子申請の試行を開始している。

7月を目途に、ストマ装具・紙おむつ等の更新手続きも電子申請を選択できるよう準備を進めている。

障害福祉関連の申請手続きの電子化は、まだ緒に就いたばかり。引き続き、区民ニーズや社会情勢を踏まえ、可能なものから電子化を進める。

障害者の特性に合わせて、 より有効な申請方法等について関係所管と協議・検討する。

区は「既にやってます!」と言わんばかりの答弁ですが、後半で言っているようにまだ取り組みは始まったばかり。区民の皆さんからすればまだまだ不便、手書き書類の申請なんて時代に取り残されているとの感覚でしょう。

世田谷区は民間出身の「DX担当副区長」を置いているのですが、区役所の窓口は大混雑、長時間区民を待たせていることが多いのが実情です。

障がいのある方、またそのご家族であれば、前時代的な手続きは大きな負担でしょう。区役所も当然、デジタル技術の活用、導入を進めなければなりません。

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