議員のハラスメントについて。NHK「首都圏ネットワーク」にて、桃野のインタビュー部分含めて放送がありました。ご意見、ご感想ありがとうございます。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
以前、議員のハラスメントについての取材を受けたのですが、本日(8/2)、NHKの「首都圏ネットワーク」にて、桃野へのインタビュー部分含めて放送がありました。
放送直後から、番組をご覧になった方からの電話、メッセージなどあり、テレビの力はやっぱり大きいなと感じているところです。番組をご覧になった方々が、議員から行政職員へのハラスメントの問題に目を向けてくだされば嬉しいです。
ネット版の記事では、テレビ放送よりも詳細に「議員のハラスメント」について報じています。是非こちらもご覧ください。
【千葉 長生村議会の混乱から見えた議員と職員の”いびつな関係” 地方議会のリアル(3)】(NHK首都圏ナビ)
先程の「首都圏ネットワーク」をご覧頂いた皆様ありがとうございます。早速、様々なご意見、ご感想を頂いてます。ネット版ではより詳細に報道されてます。ご覧下さい→ https://t.co/zLtMexoLyN
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) August 2, 2023
インタビューでも述べましたが「自分は選挙で通ったんだから何やってもいいんだ」と、社会常識から逸脱した言動を繰り返す議員がいるのは事実です。桃野は実際に見聞きしてきました。
世田谷区議会では、議員による区職員へのハラスメント(パワハラ、セクハラなど)は許されないとの考えで、令和3年6月に条例をつくっています。
以下、どこまで強制力を持って事にあたれるかという悩ましい問題もありながら、心ある議員で知恵を出し合って作った条例です。ご一読ください。
【世田谷区議会議員による職員に対するハラスメントに関する条例(令和3年6月25日条例第45号)】
議員は住民の負託を受けた代表者であることから、その負託に応えるため、議員として高い倫理観と品位が求められる。ましてや議員の地位による影響力を不正に利用したハラスメント行為は断じて許されるものではない。
議員と職員という特殊な人間関係を背景としたハラスメントは顕在化しにくい上に、不当に職員の尊厳を傷つけ、最悪の場合、回復不能な肉体的・精神的な被害をもたらし、ひいては人材の喪失、行政の停滞を招くことになり、さらには議員への区民の信頼を裏切ることにもなりかねない。
よって、世田谷区議会は、職員の人格を尊重することにより、議員による職員に対するあらゆるハラスメントの根絶と未然防止を決意し、この条例を制定する。
(目的)
第1条 この条例は、議員による議員の地位を利用した職員(区職員をいう。以下同じ。)に対するハラスメント行為(以下「職員に対するハラスメント」という。)を防止し、すべての職員が個人としての尊厳を尊重され、良好な職場環境を確保することで、区政の効率的運営に寄与することを目的とする。
(議員の責務)
第2条 議員は、職員に対するハラスメントが個人の尊厳を不当に傷つけ、労働意欲を低下させることを自覚し、職員の人格を尊重して活動しなければならない。
2 議員は、職員に対するハラスメントに関する調査に積極的に協力し、誠実に対応しなければならない。
(プライバシーの保護)
第3条 職員に対するハラスメントに関する調査に関与した議員は、関係者のプライバシーの保護を徹底し、当該事案に関係する職員が不利益を受けることがないよう留意するものとする。
(ハラスメントの防止)
第4条 議会は、職員に対するハラスメントを防止するため、議員に対し、必要な研修等を実施しなければならない。
(議会の措置)
第5条 議会は、区長から職員に対するハラスメントに関する事案の報告があったときは、必要な措置を講ずるものとする。
(委任)
第6条 この条例の施行に関し必要な事項は、議長が別に定める。
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