阿蘇山の噴火で改めて。東京でも他人事ではありません。火山灰への対応は必ず知っておくべき。積もった灰は”絶対に”水で流そうとしてはいけません。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日(10/20)、阿蘇山で大規模な噴火が起きました。報道を見ていると、今のところ怪我人は発生していない模様。噴火時、登山をしていた方が11人いらしたようですが、無事下山されたようです。
20日正午前、噴火直後に阿蘇山の中岳第一火口から1キロ余り離れた場所で撮影された映像です。
撮影した男性はオートバイでツーリングをしていたということで、バリバリと雷のような音が聞こえ噴火に気がついたということです。https://t.co/yiCLchL6CN#nhk_video pic.twitter.com/1JueRaw00f— NHKニュース (@nhk_news) October 20, 2021
一方で、気象庁のサイトを確認すると、阿蘇山の噴火警戒レベルはレベル3(入山規制)になっており以下注意を促しています。
・火口から概ね2kmの範囲では噴火に伴う大きな噴石及び火砕流に警戒
・風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意
・火山ガスに注意
・地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らない。
気象庁のサイトでは「降灰情報」についても時間ごとに発信していますので、参考になります。
【気象庁 降灰予報】(気象庁のサイト)
東京にお住まいの方はピンと来ないかもしれませんが、この降灰が実は厄介。社会インフラを麻痺させたり、時に健康被害を引き起こしたりすることがあります。
桃野は「富士山が噴火した際の降灰対策」について、これまで世田谷区議会で取り上げてきました。以下は、2019年の阿蘇山の噴火時にアップした桃野のブログですが、その中でも平成27年(2015年)6月16日の区議会一般質問について触れています。
【阿蘇山で火山灰降灰の報。首都圏に暮らす我々にとっても決して他人事ではありません】(2019.05.04 桃野ブログ)
改めて火山灰が降った際、気をつけなければならないことを以下に記します。この機会に是非ご確認ください。
・火山灰を水で流そうとしない。火山灰は水を含むと固まります。仮に排水口等に火山灰を流せば、すぐに詰まってしまうでしょう。
・家屋等に積もった火山灰は収集し、レジ袋を二重にして入れておきましょう。
・できるだけ外出を控えましょう。
・防塵マスクをして、火山灰を吸い込まないようにしましょう。
・コンタクトレンズははずし、ゴーグルや眼鏡を使いましょう。
・長袖・長ズボンを着て、皮膚を守りましょう。
・降灰により滑りやすくなるので、自動車や自転車の運転には気をつけましょう。
・建物の中に火山灰が入らないよう、入室前に衣服等の灰をはらい、また、全てのドアと窓を閉めておきましょう。
コメントを残す