世田谷区民調査2018が公開されました。桃野が意外だったのはDV問題への区民の意識です。そしてDV法の認知高い!
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
最新版の区民調査が世田谷区のホームページにアップされています。
【世田谷区民意識調査2018(平成30年5月実施)】
世田谷区では、区民の皆様からの様々なご意見やご要望を的確に把握するための「区民調査」を毎年実施しています。桃野も毎年、その結果を見ておりますが、その結果からは区民の皆様の生活の状況、区民の皆さんの区政に対する意識、ご意見などが見えてきてとても興味深いです。
今年はDV(ドメスティック・バイオレンス)に関する質問も盛り込まれていました。
桃野はここ数年「議会でDV問題に誰よりも取り組んできた議員」と自負していますから、こうした内容が区民調査の対象になったということも非常に嬉しいですし、その結果にも非常に関心があります。
ということで、驚いたのは、区民の皆さんが桃野の想像よりもはるかにDVの問題について知識をお持ちだったこと。
問35、 あなたは、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」(DV防止法)を知ってい ますか。
の回答は↓
1.法律名も内容も知っている・・・31.2
2. 聞いたことはあるが、内容は知らない ・・・55.1
3. 知らない・・・12.4
4.無回答・・・1.4
3割以上の方が、法律も内容も知っているんですね。これは相当意識が高いのではないでしょうか。
内容は知らないけど、その法律は聞いたことがあるという方が5割以上。
加えて8割以上の方が何らかの形でDV法についてご存知なんですね。
そうであれば、DV問題について、区が啓発活動を行っていけば、意識の浸透は思ったよりスムースなのかも。
そして、問36. あなたは、「ドメスティック・バイオレンス=夫婦(事実婚・離婚後も含む)や恋人という親しい関 係で生じる暴力、人権侵害」について、どのようにお考えですか。
の回答は↓
1.暴力は加害者に責任があり、いかなる理由があっても許せないものである・・・61.5
2.暴力は加害者に責任があるとしても、被害者側にも原因の一端があると思う・・・23.8
3.双方の関係の問題であり、第三者が関与するべきではない・・・4.1
4.わからない・・・9.3
暴力はいかなる理由であってもダメだという方は6割以上。
ということはDV法を全く知らない方でも、DV=罪という意識はあるということですね。これは心強い結果です。
これまでも議会で主張してきましたが、DVや児童虐待など家庭内での暴力には一体的に対応する仕組みが必要ですし、その取り組みを進めるためには、来春の世田谷区児童相談所の開設が大きなチャンスでもあります。
来春といえば、あと10か月。
区民の皆さんの意識もしっかりと醸成しながら取り組んでいきたいと思います。
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