区議会議員OBのお仕事。”時給”はナント5万7,000円です。
国、都道府県、市区町村をとわず、議員になるためには、選挙によって選ばれなければなりません。
その選挙を管理するために、執行機関から独立して設置されるのが選挙管理委員会。
地方自治体においては、地方自治法に基づき設置されます。
もちろん世田谷区にも。
世田谷区選挙管理委員会は4名の委員で構成され、委員の任期は4年。
区議会における選挙で選ばれ、選挙に関する事務等を行う役割を担います。
選挙管理委員会事務局に勤務実態をヒアリングしました。
概ね以下のようです。
・定例会は月に3回
・定例会以外の会議が(多い時で)月に2回程度ある。
・定例会、会議などは、1回あたり30分~1時間半程度。
・報酬は月額で、委員長28万7,000円、職務代理24万9,000円、委員23万8,000。
・世田谷区議会選挙管理委員4名、全てが区議会議員OB
仮に1時間の会議が月に5回あって、28万7,000円を受け取ると、時給はナント5万7,400円!
もちろん、「選挙管理委員」という仕事を不要と言うつもりはありません。
誰かがやらなければならない大事な仕事でしょう。
しかしながら、地方自治法を読むと、選挙管理委員の報酬の”基本”は日額と書いてあります。
にもかかわらず、昭和23年までさかのぼっても報酬は月額で支払われていました。
(さすがに時代が違うので、委員長で5万5,000円/月)
基本は日額となっている報酬を、議会の同意により”月額”にしているのです。
しかもそのポストについているのは、すべて区議会議員OB。
多くの区民が、この事実をご存じないのではないでしょうか。
私も新人議員ですから、実態を調べてはじめて知りました。
議会の同意で月額にしているわけですから、逆に、新たに議会で同意できれば日額に変えられるはずです。
OBになってから、この既得権を行使したいと思っている議員は反対でしょうけど。
選挙管理委員の報酬は”日額”にすべきです!
しっかり取り組んで行きたいと思います。
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