全国で1,586人。突如「民進党は解党します!」のニュースに触れた「民進党の地方議員」はどんな気持ちだったんだろう。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日、衆議院が解散。10月10日告示、10月22日投開票で衆議院選挙が行われます。
政治の世界は一寸先は闇と言われますが、驚いたのは民進党が解党し、小池百合子東京都知事率いる希望の党へ合流すること。これまで「政界再編」を唱える数多の国会議員がいましたが、ここ20年程は「政界再編」と呼べるほどの大きな動きはなかったように感じます。少なくとも野党第1党を解党させるだけのことを成し遂げる方はいませんでしたね。
ところが、9月25日、小池百合子都知事が記者会見を行い、自身が代表を務める「希望の党」の結党を発表したことで急転直下。わずか4日間で今回の衆議院選挙の構図は大きく変わりました。小池百合子都知事の破壊力(もしくは創造力)には凄まじいものを感じます。
さて、桃野は世田谷区議会議員でありますので、地方議会のことも気になってしまいます。いきなり「民進党は解党します!」とテレビから流れるそのニュースを聞いた「民進党の地方議員」はどんな気持ちだったんだろうか、とか。
ちなみに、wikipediaによると民進党の地方議員は全国で1,586人いるらしい。
例えば、世田谷区議会では民進党所属の区議会議員は5名。そこに社民党所属の区議会議員1名が加わり「世田谷民進党・社民党」という会派を結成しています。今回、民進党がまるまる希望の党に合流するとなれば、民進党所属の区議会議員は「希望の党系」の新しいグループを作るということなんだろうか。その場合「都民ファーストの会(都議会において実質、小池都知事が率いる議員団)」はこれを、すんなり認めるのだろうか。
少し前に、都民ファーストの会が「市区町村議会の選挙にも候補者を立てていく意向を示している」という報道がありましたけど、その時点で都民ファーストの会は、自分たちとつながる議員(もしくは候補者)は自分たちで選んでいこうとしていたはず。ところが、今回の動きの中である意味「勝手にくっついてきちゃった」市議、区議をそのまま認めることになるのだろうか。どうなんだろう。
そして、世田谷の事情。
今回の衆議院選挙、報道によると共産党と社民党は連携して共に戦う方針を示しているようなので、旧民進党(希望の党)と共産党&社民党は衆議院東京5区と6区(世田谷区を含む選挙区)で火花を散らして戦うことになるのでしょう。そうなると「世田谷民進党・社民党」も同じ政治グループとしては成立しないことになります。
蛇足ですが、世田谷区議会には小池百合子都知事とは全く関係のない無所属議員3名が結成している「せたがや希望の会」という会派もあって又ややこしい。
多くの方には関心がないと思われますが、今回の政界再編をめぐる世田谷区の事情でした。
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