本当は、自民党も含めた既成政党への批判、不信感がマグマのようにたぎっている、そんな年だったように思います。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
2016年の日本。今年も色々なことがありました。
熊本地震、小池都知事誕生、津久井やまゆり園事件、リオ五輪での日本選手の活躍などなど。
数え上げればきりがないぐらいの大きなニュースが頭に浮かびます。
さて、我が世田谷区でも、良いこと、悪いこと、様々なことが起きた一年でした。
あまり、テレビや新聞で報道されることも少ない地方自治のニュースですが、是非、皆さんの記憶に留めていただきたい事柄もたくさんあります。
ということで。
世田谷区議会議員の目線で桃野が選ぶ重大ニュースを、キーワード別に分けてアップしていきたいと思います。
今日のキーワード、先ずは「選挙」。
今年、桃野が実際に候補者を応援して活動したのは「参議院選挙」「東京都知事選挙」「四日市市長選挙」の3つ。そのうち、選挙前の情勢は「劣勢」ながら、短い選挙期間中に次々と民意を得て「奇跡的な勝利」を得たのが東京都知事選挙と四日市市長選挙でした。
都知事選挙では、小池百合子さんは当初報道されていた世論調査では3番手。自民党、公明党が支援する候補者、民進党など野党4党が支援する候補者に続く「劣勢」という評価でした。
大きな組織のバックアップのない、文字通りの草の根選挙。当初は街頭演説をしてもさほどで無かった聴衆が、最後には銀座4丁目の交差点から、歩行者天国に見渡す限りの人々が小池百合子さんの演説を聴きに集まるという大変な状況が生まれました。
そして四日市市長選挙。
桃野は旧知の友である、森智広を応援しに現地入りしていたのですが、こちらの選挙もまた、選挙前は、明らかに劣勢の状況。岡田克也氏の地元でもあり、民進党王国の四日市で、民進党の県議を4期務めた対立候補に対して「完全無所属」を掲げ一騎打ちを挑む草の根選挙となりました。結果は46000票対44000票の僅差での勝利。
いずれも大きな組織の支援を受けない候補者の逆転勝利という結果です。
新聞やテレビが国政を評して「自民党の一強」「野党はだらしない」と、久しく言い続けている状況ですが、果たしてこれは自民党を積極的に評価する人たちが多いという状況なのでしょうか。
本当は、自民党も含めた既成政党への批判、不信感がマグマのようにたぎっている、そんな年だったように思います。
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