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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2015-06-20

車いすの職員や視覚障がいのある職員も災害対応の最前線へ?区の危機管理室は「現場がわかってない」と言わんばかり

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これまで続けて、現在会期中の世田谷区議会本会議にての桃野一般質問よりご報告してきました。
・「富士山噴火降灰対策」について
・「世田谷区の災害時の非常用電源」について
・「障がいのある職員の非常配備体制」について
今日は、「障がいのある職員の非常配備体制」についてです。
首都直下地震など、大災害時には区役所に「災害対策本部」が立ち上がり、同時に「災害対策地域本部」や「拠点隊」が組織される事はご報告の通りです。
この災害対策地域本部は各総合支所に、拠点隊は出張所・まちづくりセンターに設置され、そこで働く職員は災害の現場で区民と接する最前線となります。
そして、そこには本庁等から職員が参集し、平時の2.3倍の人員が昼夜を分たず職務にあたることになっています。
さて、世田谷区には現在、肢体不自由や視覚障がいなど、様々障がいのある職員が働いているのですが、この職員が災害時どういった職務にあたるか。
調べてみると、これらの職員も災害時、災害対策地域本部に非常配備されることになっていました。
つまり仮に執務時間中に大震災がやってきて、災害対策本部が立ち上がると、障がいがある職員も、本来の職場から、混乱した街に出て移動し、総合支所にある災害対策地域本部に参集する事になっているのです。
これには、驚きました。
大災害時に、移動も含め、その体制は現実的なのでしょうか。
障がいのある職員には障がいの程度に応じた配慮をした上で仕組みをつくるべき。
こういったことを一般質問で取り上げました。
区(所管である危機管理室)の答弁は「執務時間中に、災害対策本部がたちあがる事態になった場合は、障がいのある職員は元の持ち場にとどまるルールになっている」とのこと・・・
桃野は「えー、そんなルールにはなっていないでしょう!」と思いましたら、続いて「(障がいのある)職員やその上長に確認したら、そのルールを理解していないということはわかった。周知徹底する。」旨の答弁。
何やら、自分たち(危機管理室)はちゃんと仕組みを整えているんだけど、現場がわかってない」と言わんばかりの答弁です
ちなみに「なぜ、(障がいのある)職員やその上司は理解していなかったか、その原因は?」と問うと「原則について、追加というか更なる周知を怠っていた。周知していく」との答弁でした。
まあ”行き違い”に関する説明の、その真偽はわかりませんが、結局の所、現場がスムースに動くようにすることこそ、危機管理室の仕事ですから、あまり言い訳がましいことはいわず、喫緊の課題として取り組んでもらいたいものです。
質疑の様子は世田谷区議会のサイトから録画中継をご覧頂けます。
是非視聴してみてください。
インターネット議会中継
※「桃野よしふみ」の横の「再生」をクリック
(1時間47分40秒ぐらいまで早送りすると桃野質問となります)
写真

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