「何で、そんな事を勝手に決めるんだ!」という声
先日、区民の方々と区役所職員の話し合いの場に同席をした時の事、一人の区民の方がおっしゃいました。
「何で、そんな事を区民の知らないところで勝手に決めるんだ!」
役所側は「議会の議決を経て条例で定められています」と応えたのですが、それでも発言者は不満をお感じのようでした。
ここで話題になったのは、平成13年12月に施行された「世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例」の第18条に定められた”環境空地”について。
要約すると、ある一定規模を越えるマンションなどを建てる際は敷地内に、その規模に応じた面積の”環境空地”をつくらなければいけないということ。
マンションの敷地内に地域の方が自由に利用できる”道路”状のものや、”公園”状のものがあることがありますよね。
あれは条例で定められた環境空地であることが多いです。
例えば、平成13年以前に建てられたマンションで、敷地内に50戸の住居があるとします。
今年、老朽化などで新たにマンションを立て直そうとした場合、条例に則って環境空地をつくらなければならないので、50戸全戸がそのまま同じ大きさの部屋に住めない可能性も出て来ます。(環境空地分の敷地を捻出しないといけない)
すると、お住まいの方から不満が出る事もあるわけです。
区政の動きや条例の施行、改正などは、国政と異なり、あまり新聞やテレビで報道されません。
条例が施行され、その後自分の利害が関係して初めて「そんなのいつ決まったんだ」となる事も少なくないと思います。
その状況、よくわかります。
私も、区議会議員としていかに「区政課題や、自分の取り組んでいる活動を知ってもらうか」、又「選挙に行ってもらう事も含め、健全に地方自治という仕組みを動かして行くか」日々愚考する日々です。
世田谷区が行政の動きを伝える広報活動の強化や、活発に情報発信をする開かれた区議会をつくること、など常に力を尽くさなければなりません。
その一方で、区民の皆さんにも是非、生活に密接に関連する身近な政治・行政の動きに関心を持って頂きたいとの思いは尽きません。
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