32億円の巨費をかけて作られた施設。ガラガラで大赤字
世田谷区議会第3回定例会初日。
本日は、我々の会派の大庭正明幹事長が、代表質問を行ないました。
我が会派が、これまで取り上げて来た問題について、公の場で世田谷区長に問う機会です。
代表質問から、ブログにてご報告。
本日は「世田谷区の健康増進施設、池尻の「がやがや館」」について。
我々の会派は、計画当初から、この「がやがや館」の建設に一貫して反対してきました。
区の公共施設整備方針の中で、いわゆる「ハコモノ」を作ることは抑制することになっているにも関わらず、32億円という巨費をかけて作られた施設。我々は、健康増進施設という名の娯楽施設よりも、もっと先に必要な福祉施設があるはずと訴えて来ました。区民ニーズについても疑義を呈してきました。
その「がやがや館」が今は、「ガラガラ」で大赤字。
この「がやがや館」の運営を受託しているのは「株式会社世田谷区サービス公社」。
運営委託先の公募に対して「0円」で入札し、この仕事を受託しました。
何度もブログや区政レポートで取り上げて来ましたが、この会社は世田谷区役所OBの天下り先です。
社長は前の副区長。
サービス公社の運営する、この「がやがや館」はオープンした今年の4月から8月までの5ヶ月間の平均売上は計画の3分の1にも満たず、低迷したまま。
計算上ではオープン以来、毎月、毎月1千万円の赤字を出し続けていることになります。
この運営については、世田谷区は契約上はゼロ円の支出ですので、表面的には財政負担は生じません。
(世田谷サービス公社の貯金が毎月1千万円づつ消えていくということ)
だからと言って世田谷区が無関係で、あるはずはありません。
サービス公社の大株主は世田谷区であり、約9割の株式を所有し、配当という形の利害関係があります。
又、サービス公社の内部留保は世田谷区民の財産とも考えられるでしょう。
何年も前から我々の会派が主張していた事が、現実に起っています。
巨額の税金を費やして作ってみたものの、利用者は閑散。
オープン以来、まだ5ヶ月しかたっていないから、という見方もあるでしょう。
しかし、サービス公社が世田谷区に提出した今年度の事業計画を達成するには、残り7ヶ月でこれまでの売上を6倍以上伸ばさなければなりません。はっきりいって現実感の無い数字です。
区が答弁で、大丈夫だ、立派な事業計画だ、実現できる事業計画だ、安心して任せられる事業者だ、と答えても、現実の数字は、これを否定しています。
我々の会派「みんなの党・世田谷行革110番」は少人数の会派ですが、これまでもしっかりと調査をし、世田谷区政に様々なことを提言・提案して来ました。
世田谷区長には、我々の言に耳を傾け、このような税金のムダ遣いが二度と起らないよう、これからも強く求めてまいります。
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