2026-08-28
刺されると激しい痒み。トコジラミの被害が近年急増しています
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
トコジラミの被害が近年急増していることをご存知でしょうか。
一定の年齢以上の方には「南京虫」と言った方が通りが良いかもしれません。
1970年代には被害が一旦減ったものの、近年は海外からの旅行者が急増したことなどにより国内に持ち込まれ、宿泊施設のみならず一般住宅などにも生息場所を広げています。
トコジラミと言ってもシラミではなくカメムシの仲間。体長は約5mm。

寝具の隙間等に潜み、人を刺して血を吸います。刺されると発疹や強い痒みを引き起こしますので、抗ヒスタミンの外用薬を塗布し、かゆみがひどい場合は皮膚科の受診を。
世田谷区では区立小学校の6年生が毎年、日光林間学校を行いますが、宿泊施設のうちの一施設(民間宿泊施設)でトコジラミの発生が確認され、林間学校の実施が延期されるなどの影響が出ています。
トコジラミについては、世田谷区役所も注意を呼びかけています。
以下、世田谷区のサイトからの引用、要約です。ご一読ください。
【トコジラミの形態と生態】
- カメムシの仲間(シラミの仲間ではない)。飛べないが、歩くスピードはとても速い。
- 成虫は5~8ミリメートル、体は丸く扁平で、色は褐色。
- 幼虫は1~4ミリメートル、成虫と同じ形をしていて、色はふ化後は透けて白っぽいが成長するにつれ褐色になる。(5回脱皮して成虫になる。)
- ゴキブリの幼虫と見間違えやすい。
- エサは、人や動物の血液で、成虫・幼虫、オス・メスすべて吸血する。
- 普段は狭い隙間、「暗い・温かい・狭い」場所にひそんでいる。
- 4~10日に1回吸血し、条件が良ければ吸血しない状態で半年以上、生きることがある。
- 成虫は一生の間にクリーム色の卵を200~500個産む。
- 潜伏場所の付近に墨汁色の排泄物(血糞)を出し、乾燥後は黒ゴマ様に見えるので、発見の目印になる。
- 海外旅行、海外出張先の宿泊施設などで、卵や幼虫、成虫が荷物や衣服のすき間に付着するなどして国内に持ち込まれ、一般住宅などに生息場所を広げている。
【対処方法】
- 市販のくん煙剤等の殺虫剤(ピレスロイド系殺虫剤)では駆除することができないトコジラミが増えている。
- むやみに薬剤を使うと、トコジラミは、ひそんでいられる隙間を求めて、かえって他の部屋にも被害が広がってしまうこともある。
- トコジラミを駆除するには、経験のある専門業者に依頼(注*)することが必要だが、自分で対処方法を学ぶことで、被害を減らすことはできる。
- 詳細は、世田谷保健所(電話:03-5432-2903 /ファックス:03-5432-3054)までお問い合わせを。
(注*)金額は、業者により差があるため、複数の業者から見積もりを取りましょう。


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