Think Globally、 Act Locally ごみの減量は今、地球規模の課題。桃野は世田谷区のリユース事業の更なる展開について、施策提言をしています。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日のブログも決算特別委員会の質疑より。
世田谷区のリユース事業について取り上げました。リユースとは、使用済みのものをゴミにせず、繰り返し使うこと。
例えば、自転車。
子どもの成長とともにサイズが小さくなってしまった自転車を捨ててしまえば粗大ゴミですが、誰かに使って貰えばリユースです。
以前、世田谷区では、粗大ゴミとして回収したものの中からまだ十分に使えるものを抜き出し、簡易なリペアを施した上で、区施設の「エコプラザ用賀」にて抽選による有償頒布を行なっていました。
このリユース事業が、令和3年10月以降、株式会社ジモティーへの委託事業に変わり、粗大ゴミからのリユースの他、区民が「ジモティースポット」に持ち込んだモノを無料で引き取り、有償・無償で頒布する仕組みとなりました。
◾️リサイクル用賀に設置されたジモティスポット
この事業が、世田谷区の当初の見込みを大きく上回る好調ぶり。
世田谷区では当初、粗大ごみの縮減量を約62t/年、財政効果を約852万円/年と見込んでいましたが、搬入点数、リユース数、売り払い額は大きく上振れ。
令和4年度4月〜9月の半年の数字で、粗大ごみの縮減量は約81.7t/半年。財政効果は約3100万円/年との想定に至っています。
これは区のリユース事業が区民の支持を受けていると考えて良いでしょう。それならば区は積極的にこのリユース事業を展開し、更なるごみの縮減、財政効果額の増大を狙うべき。
具体的には、現行のリユース事業で扱っていない大型家具や大人用の自転車もリユースの対象にする、又ジモティスポットを区内各地に新設することや、ジモティ”出張”スポットを作って、より多くの区民の皆さんに「粗大ごみに出すのではなくリユースへ」と働きかけるなどの事業展開が考えられます。
垂直展開、水平展開。
桃野の提案に対して、今回区側は「色々と課題はあるがリユースの拡大は検討していこうと思っている」と答弁しています。是非積極的に拡大を。ごみの減量は我々人類にとって地球規模の課題です。
Think Globally, Act Locally
ごみ減量の施策について、桃野は引き続き提言を続けます。
今回の質疑の様子は以下の動画でご覧ください。リユース事業に関する質疑は7分40秒あたりまで早送りすると出てきます。
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