新型コロナの流行期に「発熱した際、近所のクリニックで診療を断られた」ということが起きていたという話。区はこうしたことが起きぬよう手を打つべき。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日のブログも桃野の決算特別委員会(福祉保健委員会所管領域)から。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大第5波が収まり、現在は「このままコロナが収束してほしい」という状況。とはいえ、まだ第6波が来る事も当然想定して準備をしなければいけませんし、第6波とは関係なくても今後の感染症対策の為、これまで起きたことを振り返った上で施策を立案しなければなりません。
例えば「発熱した際、自宅近くのクリニック(診療所)で診察してもらえなかった」問題。
新型コロナ拡大の最中、区内でクリニックを開業している医師と桃野との意見交換で出てきた話ですが、
・初めて来院する発熱患者が増えた。
・中には電車に乗ってくる人もいる。
・患者に事情を聞くと、近所のクリニックに「発熱した。診てもらえるか」と事前に電話したら「診られない」と断られた、診てもらえるところを探して来た、と言われた。
新型コロナが拡大する中で、発熱の患者は診られませんとの対応をしていたクリニックもあるようです。これは区民の側から見たら是非改善してもらいたい事。
区によると、「診察を断られた」という区民から区への相談は、電話相談が急増した7/26~8月末の14日で、1日あたり平均4.1件あったそうです。最大で1日あたり9件。
発熱して苦しい、もしくはコロナでは無いかと不安を覚える中で診察を断られるというのは、大変辛いことでしょう。こうしたことが無くなるよう、区と医師会でしっかり話をしてほしい。桃野からこんな要望を出しました。
そして区民へ「どこの診療所で発熱外来をやっているか」情報の公開をすべき。
仮に、高熱があり咳も出ているとしたら、その状況で区の発熱相談センターに電話するのは辛いこと。布団の中からスマホで検索できた方が区民にとっても良いでしょうし、区にとっても電話を受けて案内する事務的負担が軽くなります。
東京都はサイトで「発熱外来を実施している医療機関の一覧」を公表しており、その中には当然世田谷区内のクリニックも記載されていますが、困った時に東京都のサイトを見に行く世田谷区民がそう多いとは思えません。やはり地元区である世田谷区が区民向けに発信してこそ、区民に情報は届くのではないでしょうか。今回の質疑では区から区民への情報発信を充実させるようにというテーマでも質疑をしています。
質疑の様子は以下の動画でご覧ください。全編で22分ほど。本日のブログの内容は冒頭から9分30秒ほど早送りしていただくと出てきます。
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