世田谷区長なぜやらない!感染症に罹患すると重症化しやすい医療的ケア児と接する方々、住民接種会場での従事者、教員、保育士などへワクチン優先接種を
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日のブログも世田谷区の新型コロナワクチン住民接種について。
先の区議会本会議で、感染症に罹患すると重症化しやすい医療的ケア児、と接する方々、その他にもワクチン接種会場で働く区職員や、教員、保育士など、エッセンシャルワーカーを先行接種の対象にすべきだと訴えました。
こちらは関連ブログ。ご参照下さい。
【区議会本会議で代表質問。世田谷区の新型コロナワクチン集団接種(住民接種)について。安全・迅速な接種体制づくりのための提案です】
【世田谷区長。「海外の成功事例に学べ」ではなく、地に足をつけ「国内の他自治体から学べ」ば?ワクチン住民接種を進める良い事例が沢山あります】
桃野は、5月14日の区議会企画総務委員会にて、会場で余ったワクチンは接種券を持たない医療従事者に打つことや、“余った場合に打つ人”を事前にリスト化しておくことなどを提案しました。その後すぐ区がこの提案を受け入れ実現したことは良かった。
しかし今はもう、余剰ワクチンのみならず、更に一歩前進させるべき時期では無いでしょうか。
高齢者から順に始まったワクチン接種。接種券は昨日(6月15日)から、60歳から64歳の方へ発送されています。その後は6月30日から50代、そこから1週間ごとに40代、30代、それ以下の年代と、区は時期をずらして接種券を発送するとしています。
こちらは関連ブログ。
【世田谷区長のツイート「予約が殺到すると困るから少しずつ接種券を送る」は”区民のため”では無く”自分が非難されないため”に思えてならない】
今は高齢者以外に接種券を送付し始める時期に入ったということ。そういう段階に入ったのであれば、年代を問わず、いわゆるエッセンシャルワーカーを先行接種の対象にすべきではないでしょうか。漫然と年代順に接種券を送るというのはあまりに浅慮。ただ単に区側の事務的に一番楽な方法を選んだとしか思えません。
特に求めたいのが感染症に罹患すると重症化しやすい医療的ケア児と接する方々への優先接種です。その他にもワクチン接種会場で働く区職員や、教員、保育士など、エッセンシャルワーカーを先行接種の対象にすべきだと区に訴えました。
区側の答弁は、それに対して消極的。以下内容でした。
新型コロナのワクチン接種は、まずは、医療従事者等、次に65歳以上の高齢者、その次に基礎疾患を有するもの、高齢者施設等の従事者への接種を行い、その後、それ以外の方に対し、ワクチンの供給量や地域の実情等を踏まえ、自治体の裁量により順次接種をすることができる。
医療的ケア児に接する療育施設の職員のほか、社会生活をするうえで必要不可欠な仕事に従事するエッセンシャルワーカーに対して先行して接種を行うことへの要望もいただき重要なことと認識している。
今後、高齢者をはじめとした優先接種が進み、現役世代への接種が開始されるにあたり、区として先行接種についての考え方を取りまとめていく予定です。
今この段階で「考え方を取りまとめて行く」なんて言っていたら、実際にはいつ行われることになるのでしょう。優先接種なのですから、「先行して」始めないと意味がありません。
ちなみに世田谷区長は奇しくも桃野が議会でこの質問をする前日の夜にこんなツイートをしていました。ツイッターではいかにも、早晩優先接種を始めるかのようなアピール。
でも実際に責任が発生する区議会での答弁では、やるのかやらないのか良くわらない区側の答弁。一体なんなのでしょう。区議会では、桃野が「区長はツイッターでこんなこと言ってるではないか。なんで議会で言わないんだ」と区長に迫ってから、やっと渋々区長が答弁に出てくるような状況でした。以下動画の最後の8分間を見て頂ければ分かります。
区長の答弁を引き出し、事務方(部長・副区長ら)にはいつまでに検討するのかと具体的に時期を問うても、最後まで具体的な答弁は返ってきませんでした。
医療的ケア児と接する方々含め、エッセンシャルワーカーへの優先接種は必要。引き続き区に求めて参ります。
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