日本では消費税の増税。ルーマニアでは魔女税。
日本の総理大臣は、消費税率アップに「不退転の決意」で臨むとのこと。
現在、政府が進める「社会保障と税の一体改革」では、標準世帯(※注)で約31万円の負担増となるようです。
(1月7日産経新聞。大和総研試算)
増税の前にやるべきことがある。
公務員改革や議員定数削減が先。
歳出削減、予算の組み替えなどの様々な取り組みを経て、最後の最後に増税がある。
当然でしょう。
しかし古今東西、為政者は様々な税を生み出し、税収UPをはかってきました。
ロシアのヒゲ税、ブルガリアの独身税、日本では家の間口の広さに応じた間口税など。
最近ではハンガリーの「ポテチ税」が話題ですね。
なんとルーマニアでは「魔女からも税金を」と議論になったそうです。
(1/10朝日新聞の記事より抜粋・要約)
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財政基盤が弱い中・東欧の国々では財源確保に苦労しています。
ルーマニアでは魔女が標的に。
魔女とは呪術師や占い師で、国内に1千人以上いるとされています。
古くから歴史の舞台裏で活躍し、最近の世論調査でも約7割の人が「魔女の力を信じる」としています。
長く正規の職業とはみなされていませんでしたが、昨年1月、魔女にも所得税を課すべきとの議論が浮上。
これに対して一部の魔女は「呪いで報復する」と騒ぎ出しました。
呪いが効を奏したか定かではありませんが、結局、手続きが煩雑になること等を理由に「魔女税」導入は見送られました。
(以上抜粋・要約)
魔女税というと耳目をひきますね。
しかし、所得の捕捉率を高め、公平公正に税負担がなされることについては、大いに議論されるべきです。
これも増税の前にやるべきことの一つです。
※注)夫婦のどちらかが働き、子どもが二人、年収500万円の世帯
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