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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2013-11-26

みんなの党は結党の原点を捨ててしまいました。みんなの党を離党いたします

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本日、みんなの党に離党届けを提出いたしました。
今後は政党に属さない「無所属」の区議会議員として活動してまいります。
同じ会派で活動してきました田中優子区議も、みんなの党を離党し、無所属となりましたので世田谷区議会での会派名は「無所属・世田谷行革110番」(略称はF行革)と変更いたします。
(無所属:桃野よしふみ、田中優子区議)+(世田谷行革110番:大庭正明区議)の会派です。
今般離党を決意したのは、みんなの党の「特定秘密保護法案」への対応と私、桃野よしふみの政治信条に大きな乖離が起きてしまったからです。
これまでも、党の政策、党の意思決定過程などに異議があることはありました。
一方で、党の一員として組織の決定には従い、官僚主導の打破、公務員制度改革、脱原発、地方分権の推進など、旧態依然、頑迷固陋の政治家達と闘いながら、よりよい社会を実現するために力を尽くすのが、私の本分と考えて来ました。
しかしながら、本法案へのみんなの党の一連の対応は組織の決定とはいえ賛同することはできません。
私は党を離れる決意をいたしました。
私は国家機密の保持全てを否定はしません。
武力で他国の主権を脅かそうとする国家、卑劣なテロリスト達などから我々の家族、平穏な生活を守るためなどに、時に秘匿されなければならない情報はあるでしょう。
しかし本日、自民党、公明党、みんなの党の賛成により衆議院で可決された特定秘密保護法案は、行政機関が、恣意的に秘密の指定を行なう余地を大きく残したものです。
行政機関が、国民に知られたくない情報を「特定秘密」に指定して、国民の目から隠してしまえば、国民や国会によるチェック機能は大きく制限されるでしょう。本法案まさに、官僚支配を強化する法案です。
みんなの党が今般の特定秘密保護法案に、賛成したことは、官僚主導を打破し、官僚国家日本を変えようとする結党の原点を捨ててしまった証左であり、私は、その姿勢に賛同できません
又、国民の関心が高く、国民生活に多大な影響を及ぼす本法案に対して、党内での十分な議論の積み上げを経ずして、党の意思決定がなされている現状にも承服できません。
私は区議会議員として、区政の事実を調査し把握することで、行政の仕事内容をチェックし、改革に向けての具体的なアクションを引き出してきました。情報公開は、区民のためのより良い区政を実現する大切な手段なのです。
情報公開制度を駆使し、役所の不正などを追及する過程では「虚偽答弁」「開示文書の黒塗り」「情報隠し」など、幾度も行政の抵抗を受けて来ました。
そういった経験からも、先ずは情報公開制度の充実がはかられるべきであり、本法案に対しては、秘密の指定に客観性をもたせること、調査・取材活動が萎縮しないような仕組みを持たせることが必要だと痛感しています。
私は、これから政党に属さない無所属の区議会議員となりますが、この道を目指したその初心を忘れず、世田谷区政発展のために知恵を絞り、汗をかいて参ります。皆様には、これまでと変わらぬ応援を頂けましたら幸いです。
これからも宜しくお願いします。
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