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2013-03-13

区長が「若者、女性支援」施策と喧伝するほどのものとは到底思えません。

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現在会期中の予算特別委員会での質疑をブログにて順にご報告しています。
今日は、保坂区長のいう「若者・女性支援」について。
来年度の予算案については、区長が2月1日の記者会見で発表していますが、その中で区長自ら、具体的な項目を挙げて説明しているものが5つ。
それを見ると
「保育サービス待機児対策」
「世田谷区子どもの人権擁護機関の設置」と続いて
「三軒茶屋就労支援サービス拠点の開設」
が出てきます。
区長は記者会見で、「若者、女性、高齢者などの就労、区内企業の人材確保などで役に立つ機関として25年10月からスタートさせたい」と説明しています。
保坂カラーを打ち出した予算の3番手が若者、女性、高齢者を支援する「三軒茶屋就労支援サービス拠点」という事なんでしょう。
でもこれ、はっきり言って、拠点と言えるものでもないし、新規事業でもありません。
現在ある仕組み「お仕事相談コーナー」の若干のリニューアルにすぎないのです。
現在の「お仕事相談コーナー」と何が変わるかと言いますと・・・
①非常勤のキャリアカウンセラーが2人から3人に1人増員されます
②窓口対応の方法が変わります
①についてですが、現在も10月以降もキャリアカウンセラーは全員非常勤ですから、キャリアカウンセラーの在室は1人〜3人です。そう大きな人員増とはいえません。②の相談対応は悪く変わるといっていいでしょう。
※パネルを使って質疑しました。

現在のシステムでは、利用者が相談窓口を訪れると、先ずは職員が一次対応をします。
例えば仕事を検索するコンピューターの使い方だとか、求人票の見方だとか、比較的簡単な相談や問い合わせには職員が対応し、専門的な知識や経験が必要な相談が寄せられた場合には、職員がキャリアカウンセラーに対応を引き継ぎます。
私は、これは合理的なやり方だと思います。
それが「10月からはキャリアカウンセラーが直接窓口で利用者の相談に乗ります!」というのがウリのようで、キャリアカウンセラーも職員に混ざって一次対応をするのです。
しかしこれ、今は職員が相談の内容を振り分けているにもかかわらず、それが無くなりますので、キャリアカウンセラーがコンピューターの使い方や、求人票の見方など、比較的簡単な相談や問い合わせにも時間をとられることになります。
場合によっては一名しかいないキャリアカウンセラーが、本当にキャリアカウンセラーが必要な方の相談に対応できないことも十分に考えられます。
キャリアカウンセラーが直接相談窓口で相談にのるというのは、ウリではなく、むしろサービスの低下を招く可能性が高いし、変に現在の「お仕事相談コーナー」をいじらない方がいい、やり方としては現在の対応の方が優れています。
そして、そもそも、相談のやり方を変えることが若者や女性の就労支援につながるという理屈は成り立ちません。
若者女性への支援というなら、若者や女性がここに脚を運ぶ、またはこちらから脚を運ぶなどして、就職したい若者や女性と接点を持たないと成果は出ません。
私には「三軒茶屋就労支援サービス拠点の開設」は、区長が「若者、女性支援」施策と喧伝するほどのものとは到底思えません。


質問は、動画にて世田谷区議会のサイトでご覧頂けます。
ご確認頂き、ご意見頂けましたら嬉しいです。
ネット配信はこちら↓
http://www.discussvision.net/setagayaku/index.html

左上の「予算特別委員会」をクリック

左下3月11日の「区民生活委員会所管」をクリック

右上の「7.桃野よしふみ」横の「再生」をクリックしてください

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