高齢者施設「新型コロナによる外出や面会の制限」が認知症を進行させているとの調査。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今日は東京都内で314人の感染者が確認されました。都の基準で集計した23日時点の重症の患者は22日より1人増えて41人。死者、重症者が出ないよう、更には感染が拡大しないよう、引き続き各自が「三密」を避けるなどの対応が必要です。
東京都 新型コロナ 月曜日では過去最多 314人感染確認 #nhk_news https://t.co/QgnObhnjKF
— NHKニュース (@nhk_news) November 23, 2020
そして、こんな気になるニュースも。
【コロナ下「認知症進行」85% -介護指導者回答 外出・面会自粛で】(2020.11.23 読売新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、入所者と家族との面会や外出を制限している高齢者介護施設が多い中、認知症介護指導者の85%が、「外出や面会の自粛が、認知症の症状の進行に影響している」と感じているそう。あわせて記事では、日常的な活動量が低下したり、人との交流が減ると認知症が悪化する可能性があることも伝えています。
新型コロナのような感染症が蔓延すれば、社会全体で様々な活動が停滞します。日本とは異なり、欧米のコロナ蔓延地域では厳しい外出制限も行われています。
一方で、そうした策を実行すれば、別の場面で悪影響があることも決して忘れてはいけません。人命第一、健康第一はもちろん正しいのですが、「念のために」という対応が際限なく膨らんで行くことで、コロナ以外の要素が健康、命を奪っていくこともあります。
昨日(11/2)の日経新聞では以下の報道もありました。
【女性の自殺者増、コロナでケアワークが重圧に】(2020.11.22 日経新聞)
新型コロナ感染症の一刻も早い収束は万人の願いでしょう。しかし「念のため」の対策に次から次へと大きなエネルギーを投じることで起こる問題からも、又目を背けてはなりません。
コメントを残す