世田谷区立中、全29校の校則を総ざらい。校則や制服は何のためにあるのか。子どもの教育のため?効率的な管理のため?
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
春はいわゆる「新年度」を迎える季節、新入生や新入社員、転勤などで新生活をスタートするという方もいらっしゃることでしょう。そんな方もゴールデンウィークが明ける今頃は新生活に慣れ始めるタイミングでしょうか。
例えば、校則。
中学校に入学して初めて経験するという方も多いのでは。小学生の頃は考えもしなかった細かなルールが設定されていて、当初は戸惑った生徒もいるかもしれません。
制服の着方や、靴や靴下の色、髪型などなど。
桃野、先日、世田谷区立の中学校全29校の校則をざっと総ざらいしてみました。
調べてみて初めて気づきましたが、同じ世田谷区立中学校なのに、結構な違いがあるんですね。
例えば。
・防寒着としてセーターはOKだけど、カーディガンはNG(セーターの他にカーディガンOK、指定のセーターのみOKなど学校によって異なる)
・夏服はワイシャツ、ブラウスの他に、ポロシャツもOKの学校も(ワイシャツ、ブラウスのみOKの学校が多数派)
・ベルトは黒のみOKの学校も(黒紺茶と指定している学校もある)
・下着は白のみOKの学校も(定めがない学校もある)
・髪の長さを細く規定している学校もあり(中学生にふさわしい髪型のみ規定している学校もある)
校則で定めている以外に、別にプリントを配布して、ふさわしい服装、髪型を示している例もあるようなので、引き続き、実際の所は学校でどのように運用されているか、についても調べていきたいと思います。
制服や校則は何のためにあるのか。
子ども達の教育のため?
それとも学校側が生徒を効率良く管理するため?
自由と規律、社会の一員としての規範や慣習と自己表現との兼ね合いは?
心の性と体の性が一致しない生徒にとっては服装や髪型も色々と悩みの種のような気もします。
少し時間をかけて、世田谷区立中学校の制服や校則の現状を調べ、考えをまとめつつ、政策提言につなげていくつもりです。
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