平成2年〜平成27年の25年間で、世田谷区内の高齢化率は1.8倍に。65歳以上の人口は8.5万人から17.4万人に増。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日は、朝の駅頭活動を終えてから急いでバス移動。「砧・烏山地域 高齢者福祉大会」@烏山区民会館ホールに伺っておりました。
この高齢者福祉大会は、区内、その中でも砧・烏山地域で活動されている高齢者クラブの皆様のイベント。皆さんが日頃のサークル活動で取り組んでいらっしゃる歌や踊りを披露してくださいます。
今年で49回目。半世紀の間、引き継がれてきたイベントとです。
49年前の世相に思いを馳せると、長い歳月をかけて培われてきたイベントであることがわかりますね。wikipediaで調べると、49年前(1968年)といえば、以下の出来事があった年でした。
・1 月-東大医学部無期限スト突入。東大闘争始まる。
・2月-日清食品が「出前一丁」を発売。
・3月-テレビアニメ『巨人の星』(読売テレビ)放送開始。“スポ根ブーム”の代表作となる。
・4月-日本初の超高層ビル・霞が関ビルディングが完成。
・5月-イタイイタイ病を公害病に認定。
・6月-ロバート・ケネディ暗殺事件。
・7月-郵便番号制度実施。
・8月-ザ・タイガースが後楽園球場でコンサートを開催(日本初のスタジアムライブ)。
・9月-昼の情報バラエティ番組『お昼のワイドショー』(日本テレビ)放送開始。
・10月-アメリカの有人宇宙船「アポロ7号」が打ち上げ。
・11月-兵庫県有馬温泉の池之坊満月城で火災発生、30名が死亡(池之坊満月城火災)。
・12月-東京都府中市で三億円強奪事件発生。
そして、当時と今とでは「高齢者」(65歳以上)を巡る環境も大きく異なったことでしょう。ちなみに平成2年から平成27年の間の25年間でさえ、世田谷区内の高齢化率は1.8倍になっています。
参照:「第6期世田谷区高齢者保健福祉計画・介護保険事業計(平成27年度〜平成29年度)
ますます高齢化が進むであろう、我が国(世田谷も同じ)において、増え続ける高齢者の方々も含めて、日々生き生きと暮らし続けられる社会を作っていかなければなりません。
高齢者の方々が(もちろん老若問わずでいいんですが)、日々集まって趣味のサークル活動に打ち込む場、その成果を発表する場があるということはとても大切なこと。それは、未曾有の高齢化を迎えるこれからの社会を作っていく上では「パズルを作る小さな一つのピース」であるかもしれませんが「行くところがある」「やることがある」、そして「日々打ち込むことがある」というのは、人が生きがいを持って暮らす上でとても大切なことだと思うのです。
今日は、そんな高齢社会の一つの側面を思いながら、ステージ上で日々の練習の成果を発揮されている高齢者の皆さんの姿を拝見しておりました。
歌や踊りの鑑賞もとても楽しかったし、客席で地元の高齢者の皆さんと色々なお話するのも楽しかった!
■写真は「喜楽会」の皆さんの踊り「秋田甚句」
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