世田谷区役所の新庁舎。今年の10月には「どのような庁舎ができるのか」が決まる予定です。現在6案を展示中!
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
世田谷区役所の新庁舎について。
もう、桃野が区議会議員に初当選した時点(2011年4月)で侃侃諤諤の議論になっていました「新庁舎問題」。世田谷区役所の庁舎は老朽化が進み、首都直下地震への備えとしての脆弱性も大きな問題となっていた一方で、ではいつ頃、いかほどのお金をかけて、どのような庁舎をつくるか(あるいは残すか)、についてなかなか方向性が定まらないことにも、桃野は大きな懸念を持っておりました。
これまで「様々な意見を聞く」と、煮え切らない態度であった区長の目を覚ませのが2016年4月の熊本地震。被災地では、役場の建物等が大きなダメージを受け、災害時の住民への対応や迅速な復旧作業に大きな支障が出てしまいました。
それから世田谷区では、平成29年度10月に「新庁舎の設計」が確定するスケジュールに。世田谷区役所の新庁舎はどのようなものになるのか。現在、公募型プロポーザルを経て、6つの案が一次審査を通過しています。
<一次審査通過者> (五十音順)
RIA・隈研吾設計共同企業体
梓設計・坂茂建築設計共同企業体
環境デザイン・綜企画グループJV
株式会社 久米設計
kwhg+安井設計共同体
株式会社 佐藤総合計画
いずれも300億円〜400億円規模の新庁舎案となっています。もちろん、使われるのは区民の税金ですから、是非多くの方に関心を持って頂きたいと思います。
そこで。
今日から、上記の「一次審査通過者」から提出された二次提案書の公開展示及び区民意見聴取が行われています。是非区民の皆さんのご意見をお寄せください。
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・実施期間
平成29年8月21日(月曜日)から平成29年9月1日(金曜日)まで
・実施時間
午前8時30分から午後5時まで
・実施場所
1.A1サイズに拡大した二次提案書を展示
(1)世田谷区役所 第1庁舎 1階ロビー(世田谷区世田谷4丁目21番27号)
(2)砧総合支所 2階 エレベーターホール(世田谷区成城6丁目2番1号)
2.A3サイズでの閲覧
(3)北沢総合支所 1階 区政情報コーナー(世田谷区北沢2丁目8番18号)
(4)玉川総合支所 1階 区政情報コーナー(世田谷区等々力3丁目4番1号)
(5)烏山総合支所 1階 区政情報コーナー(世田谷区南烏山6丁目22番14号)
※(3)(4)(5)の各区政情報コーナーにつきましては、8月26日(土曜日)及び8月27日(日曜日)は閲覧することができません。
・ご意見の提出方法
実施場所に備え付けの用紙に意見を記入し、回収箱へ。意見は世田谷区本庁舎等設計者審査委員会に参考資料として提出されます。
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桃野は、今日早速、6つの案を見てきました。これから関係資料にもあたって精緻に比較していきたいと思います。桃野が考えるポイントは「災害対策」「華美でなく費用を抑えたもの」「スピード感(工期の短さなど)」「区民の使い勝手」「職員の効率的な執務」などかな(順不同)。
区役所第1庁舎の展示スペースは、建設業界の方々中心なのかな、平日昼間だし。桃野が訪れた際には20〜30人ぐらいの方々が提案書を見ながらメモを取るなどされていました。
上記、「世田谷区役所 第1庁舎 1階ロビー」と「砧総合支所 2階 エレベーターホール」は8月26日(土)、27日(日)も閲覧できます。是非、多くの区民の方に関心を持って頂きたいと思います。
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