これは明らかに「区職員の怠慢」が原因で通行人を怪我をさせてしまったという事故。なぜこんなことが起こるのか?
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今期(4月の選挙後)の議会活動が本格的にスタートしております。
現在、令和元年第一回臨時会の会期中で、桃野は昨日、自身が所属する企画総務委員会へ出席しておりました。
そして本日は都市整備委員会の傍聴。
世田谷区議会には、企画総務常任委員会、区民生活常任委員会、福祉保健常任委員会、都市整備常任委員会、文教常任委員会と5つの常任委員会があるのですが、我々の会派「無所属・世田谷行革110番・維新」は4人の議員で構成する会派です。
結果、都市整備常任委員会には会派の議員が所属しておりませんので、桃野は毎回、都市整備委員会を傍聴して、そこでの議論や報告事項を頭に入れています。(前期も任期4年間を通じて、自分の所属する委員会への出席の他に、都市整備委員会は傍聴していました)
桃野が所属しているのは企画総務委員会で、都市整備委員会では一切発言はできないのですが、区政の幅広い分野に目配りをするためには、傍聴もとても大切です。
さて、今日は区側から「ある事故」の報告があったのですが、その内容には驚いてしまいました。
東急線の尾山台駅前の商店街(尾山台ハッピーロード)で区の職員が道路の補修を行なっていた時のこと。(軽微な補修は区の職員が行うことがあります)
該当の道路は石畳のような形状になっているのですが、区職員がその道路面をハンマーで叩いていた際、石の破片が5メートルほど飛散。
その石の破片が、通行していた19歳の女性の頬にあたり創傷を与えたと。
現在、女性は治療中であり、区は誠意を持って示談交渉に当たっているという報告でした。
前述のように桃野は傍聴しかできませんので(発言はできない)、委員会終了後に所管課長に詳しく話を聞かせてもらいました。
概ね以下のような話。
・顔に傷が残るような怪我ではないと認識しているが、治療中であり確たることは言えない。
・本来の手順としては、破片が周囲に飛ばぬようにベニヤ板や布で作業箇所の周りを覆わなければならなかったが職員はそれを怠っていた。
・今回の事故を起こした職員も含め、正しい作業手順を徹底した。再発防止に務める。
傷の程度は詳細にはまだわかりませんが、仮に今回の怪我が軽微なものであったとしても、それは不幸中の幸いという話。もしも石の破片が目に当たるようなことになれば大怪我につながる可能性もあったわけです。
正しい手順を怠っていた、つまり区職員の単純な怠慢で、周囲の方を負傷させるなどということは二度とあってはなりません。
これまで、庁内でお金(区民が収めた税金)が紛失したり、庁内で大量に切手が紛失したりという事件も起きていますが、こういう「怠慢から人を傷つける」事故からも「世田谷区役所の組織の緩み」を感じ取ってしまいます。
■こちらが事故発生現場の「尾山台ハッピーロード」(2019年4月の撮影)
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